2012年9月19日水曜日

Vincent Lindon


95年に発表されたフランス映画『憎しみ』は、
その時点でもセンセーショナルでしたが、
2005年のパリ郊外の暴動の後、
10年も前に予言していたとして、
再び注目されました。
今でも、もちろん見る価値のある映画だと思います。
まあ、それはそうなんですが。

物語の本筋とはそれほど関係なく、
パリでクルマを盗もうとしていた主人公3 人の前に現れる1人の酔っ払い(画像)、
訳のわからないことを喚いた末に、
けれども彼らを追おうとする警察の邪魔をし、
彼は3 人を助けることになります。
そしてこの酔っ払いを演じていたのが、ヴァンサン・ランドン。
『女はみんな生きている』の中年オヤジ、
『君を想って海をゆく』のやはり中年オヤジ、などを演じた彼です。

その彼が、なんと「もうすぐ引退するよ」!

http://www.gala.fr/l_actu/news_de_stars/quelques_heures_de_printemps_vincent_lindon_veut_arreter_le_cinema_272030

単純に同世代の俳優だし、
中年オヤジ仲間として親近感を持って見ていた俳優なので、
ちょっとショックです。
なんというか、不屈のジジイとなって、
スクリーンに立っていてほしい気がします。

でも、(根拠はないんですが)撤回することもあるだろうと思っています。
少なくとも、そう希望しています。