来年(てもうすぐ!)の1月に公開予定の、
『ショコラ 君がいて、僕がいる』
を(DVDで)見てみました。
(それにしてもこの邦題……。
「君がいて、僕がいる」って??
そこポイントじゃありません。
あまり邦題にいろいろ言おうとは思いませんが、
これはあまりに……)
https://www.youtube.com/watch?v=tmGgjspbFAs
これはリアルなやつ。
https://www.youtube.com/watch?v=XjHZ_z23BZY
内容紹介は、ここでしてくれています。
http://unifrance.jp/festival/2016/films/chocolat
印象として、このえいがに1番近いのは、
ケシシュ監督の Vénus Noire でしょう。
http://tomo-524.blogspot.jp/2016/07/venus-noire.html
もちろん、時代的には100年近く違うのですが、
根本的な状況は変わっていません。
そしてどちらの作品も、
この21世紀まで届く射程の長さがあります。
監督のロシュディー・ゼムはアラブ系であり、
だからこれは単に「黒人」の問題ではなく、
もっと広く差別の問題だと言えるでしょう。
俳優についての個人的な記憶を書くなら、
まず、
ショコラ=ラファエルと仲良くなる看護婦を演じているクロティルド・エスムは、
『黒いスーツを着た男』で医学生を演じた女優です。
また、パリのNouveau Cirque を率いていたオリヴィエ・グルメは、
Vénus Noireで、サラをパリへ連れて行った男でした。
(両作の、はっきりした交感が感じられます。)
さらに、
ショコラ/ラファエルが後に出演する劇団の演出家を演じるオリヴィエ・ラブルダンは、
『君を想って海をゆく』で、
移民に冷たい刑事を演じていました。
彼のフローというか、しゃべり方は、とても特徴があって、
見かけはまったく変わっているのに、
すぐわかりました。
あとは、ノエミ・ルヴォヴスキが、嫌われ役を引き受けています。
(彼女が主演の、『カミーユ、恋はふたたび』のDVDが、
日本でも出ましたね。)