2017年2月21日火曜日

『PLUTO』(プルートゥ)

先日、
ある文化人類学の先生と話していて、
AI、そしてロボットの話になり、
ロボットが死の恐怖を持つか、という話になり、
その時話題になったのが、
浦沢直樹による、『アトム』の「地上最大のロボット」の翻案、

PLUTO』(プルートゥ

でした。
10年ほど前の作品ですが、
わたしはまだ読んでいなかったので、
さっそく読んでみました。
全8巻、「大人買い」です。

一つ一つのエピソードには、
胸打たれるものがあり、
引き込まれて読みました。
原作との比較、という読み方ではなく、
これ自体を読みました。
ここでは、死、というよりも、
憎しみ、愛、悲しみ、
とロボットの関係が見つめられています。
(悲しみとしての他者の死、とも言えるかもしれませんが。)

まだ消化しきっていませんが、
なかなか面白かったです。
(というか、マンガ界では、有名な作品のようです、
わたしが知るのが遅かっただけで。)

でも、マンガを読むのって、
文章を読むのとは、
使っている頭の部分が違うなあと、
結構強く感じました。
個人的には、文章を読むほうが楽、かな。