2009年11月4日水曜日

Bach meets Gubaidulina


今日はちょっと立川に出かけ、ちょっと入ってみた本屋で、左右社の3冊がどれも平積みになっており、不思議な嬉しさを感じました。

しかも管さんの本と波戸岡さんの本は、細い通路をはさんでほぼ向き合うように並んでおり、まるで廊下で立ち話でもしている風情。もちろん本屋さんは、そんなことを考えて並べたわけではないでしょうが。

で、その書店の1階下にはHMVが。どうじても引っかかっちゃいます。

今日は、まず安売りしていた Luciana Souza の新譜を発見。「ニュー・ボサノヴァ」と呼ばれる彼女の音楽はお気に入りなのに、この新譜は見逃していました。1500円也。

もう1枚は、これもたまたま見かけたもので、タイトルは「バッハ・ミーツ・グバイドゥーリナ」(画像)。グバイドゥーリナと言えば、あのクレーメルが弾いた「オッフェルトリウム」の印象が今も強烈ですが、「バッハ~」に収録されたヴァイオリン・コンチェルトは、世界初演とあります。う~ん、聴いてみましょう。

で、聴いてみました。実はこのアルバム、バッハのヴァイオリン・コンチェルト1&2番とのカップリングで、ヴァイオリンはアンネ・ゾフィー・ムター。わたしの記憶では、ムターのヴァイオリンはもっと丸々とした音だったはずですが、このバッハは枯れている感じ。そしてその結果か、ヴァイオリンがほとんど二胡に聞こえます。つまり、人の声のように。

そしてグバイドゥーリナです。これは…… 出だしはこんな風です。

http://www.youtube.com/watch?v=37e3pu8piuE

もちろんこのあと、オーケストラも加わるわけです。

現代音楽については、わたしはもちろんまったくの素人ですが、なぜか好きは好きです。古いところでは、バルトークの弦楽四重奏から、アルヴォ・ペルトやこのグバイドゥーリナまで、わけはわからないのですが、わりと好き。ま、わからなくても好きっていうのは、わたしの場合たとえば詩だってそうです。

でもまあ、やっぱりバッハは偉大です!(って唐突なまとめ。でもマジです!)