以前も書いたとおり、これはもともとタケちゃんの企画で、
それだけになんとか形にしたいと思うのです。
幸い、今日はゲラも出て、余裕を持って9 月刊行を目指します。
どうぞ期待してください。
で今日は、共著者の一人である、今をときめく中島岳士さんと、
タケちゃんを引き継いで編集を担当してくださる渋谷さんと、
今後の予定などを話し合ったのですが……
その中で最重要事項は、なんとタイトル! です。
これがねえ、今回はほんとにむずかしい。
要は、世代の違う4 人が、それぞれの生きた時代を「内側から」書く、
そしてそれを順に並べて……
昭和は、いったいどんなふうに平成になったのか、
あの頃ワカモノは何を思い、何を感じていたのか、
そして「今」は、どうしてこんな「今」なのか、
「今」に潜んでいるあれこれは、かつての「今」がどう変転したものなのか、
そしてさらに言えば、
「今」はどこに向かっているのか……
なんてことについて、読者のみなさんが思いめぐらせてくださるような、
そんな本を目指しています。
渋谷さんの言葉を借りれば、
「大文字の『歴史』ではなく」ということです。
個人によって生きられた「時代」、その肌触り、といえばいいでしょうか。
そしてその「時代」の折り目になるのが、89年、
つまり昭和が平成になる変わり目のところなんです。
だから「仮題」は、「ロード・トゥ・平成」というわけです。
で、話し合いの結果、数ある候補の中から、
一見最初に外されそうなものが、第1候補として決定しました!
う~ん、ほんとにこれになるんでしょうか?
(いや、いいと思うんですけどね。)
そしてこれは、なんとタケちゃんが残してくれた案なのでした……
タケちゃん、
あの企画、順調に進んでますよ。
大丈夫、きっといいものするから!