2010年6月15日火曜日

スナップショット


わが自慢の同僚の一人、倉石信乃(しの)さんの新刊です!
名付けて、『スナップショット ―写真の輝き』(画像)
う~ん、kawaii 装幀です!

開くと、まず発色のいいカラーの口絵写真が何枚もあり、
おお、この写真について語って欲しい! という気分が盛り上がります。
今、写真について語らせたら日本屈指の倉石さんが選ぶ写真は、
気取ってるとかイケてるとかはまったく無縁の、
静かで、熱くて、なにかが漲っているようなものばかり。

写真や絵に興味のあるみなさん、ここに最前線があります!

◇内容はこんな感じです;
監視とスナップショット
彼女のワンピース 被爆資料と写真の現在
遭遇の技術 北島敬三のスナップショット
彼女あるいは私の分身 石内都『Mother's』
実家、あるいは表象のステージ 安村崇『日常らしさ』
群衆はみえない 土田ヒロミ『新・砂を数える』
すべての/ひとつのポジション 
   「日本の写真におけるさまざまな位置」展への感想
Ruin/Desolation Row 廃墟と写真をめぐって
ネガの手の叫びのために 石川直樹『NEW DIMENSION』
写真のシアトリカリティ
写真史へのコメント
監視の現在+ウォーカー・エヴァンズの「超越」