2012年1月3日火曜日

『パリの聖月曜日』


正月2 日目、
今日は楽しくオベンキョーの日でした。

しばらく前から「積読」してあって、
その時が来たら読もうと思っていた本を、
ついに今日読み始めました。それは、
『パリの聖月曜日』・喜安朗
です。

http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6001910/top.html

この本は、わたしが院生の頃に出て、
とても評判になりました。
(アマゾンで見ると、今は岩波現代文庫に入っているのですね。)
ただわたしの場合は、おもしろいなあ、とは思ったものの、
この本の持つ「方法意識」のあり方にまでは思いが及ばない、
まあダメ院生でしたが。

なんだか去年から、ここでも城壁城壁と言ってきて、
自分のベンキョーとしては、駆け足ですが、
ローマ時代からやっと革命あたりまできて、
今回やっと19世紀を扱った『聖月曜日』の再読(と言っても30年振りですが)
に入ろうとしているわけです。

パリ史は、それを専門にしている研究者がたくさんいて、
その列に加わろうなどという気はさらさらないのですが、
やはり現代のパリについて書くときには、
ある程度歴史も知ってないとまずいよね、と思ったわけです。
それともう1つ、ペリフェリックの意味を考えるとき、
城壁の歴史は欠かせない、とも感じました。
まあそれはともかく。

この『聖月曜日』、もしパリの19世紀に興味があるなら、
必読書だろうと思います。

*ヴァンドーム近くのビストロで。