2013年1月28日月曜日

la Faute à Voltaire


今日は、la Faute à Voltaire という映画を見ました。

http://www.youtube.com/watch?v=jmd-Jtpwan8

これを見ると、おもしろそうですね?

純朴なチュニジア系の不法移民が、
友人たちの知恵を借り、
アルジェリアの難民を騙って滞在許可証を得るところから、
物語は始まります。

彼は難民収容所で新たな友人を得、
やがてカフェの(チュニジア系の)女性と仲良くなり、
(彼女はAure Atika。『原色パリ図鑑』にも出ていた、
モロッコ系ユダヤ人です。)
その後結婚近くまで行くのですが、
彼女は小さいな息子のために結婚をあきらめ……

監督は、この映画を撮った人です。

http://tomo-524.blogspot.jp/2011/04/la-graine-et-le-mulet.html

ちなみにタイトルにある Voltaire は、メトロのVoltaire 駅で、
その駅前には11区の区役所があり、
そこで結婚届を出す寸前までいく、という場面があるのでした。
『ヴォルテール(駅前の区役所)でのヘマ』ですね。

ただ定番の言い回しとして、

C'est la faute à Voltaire, c'est la faute à Rousseau.

があります。
こちらは仏和大辞典によれば
「何かといえば他人のせいにする」
となります。
「大革命後の不幸はみんなVoltaire や Rousseau のせいだとした
19 世紀の諷刺歌から」
だそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=zE6Ct4WBRow