2014年4月23日水曜日

『ギャングスター』

フィルム・ノワールを何本か撮っているオリヴォエ・マルシャル監督。
代表作は、『あるいは裏切りという名の犬』、でしょうか。

http://tomo-524.blogspot.jp/2010_10_01_archive.html

そんな彼の長編映画デビュー作は、
『ギャングスター』です。

https://www.youtube.com/watch?v=M3kEyAjW9kc  ←フランス語じゃないですが。

この映画、今日久しぶりに見てみました。
たぶん20年以上前だろう、と思っていたのですが、
2001年制作、日本では2002年公開で、
まったくの記憶違いでした。

主演は、リシャール・アンコニナ。
彼は ↓ でブレイクしました。

http://tomo-524.blogspot.jp/2010/12/tchao-pantin.html

そして、『ニキータ』のアンヌ・パリローも。

物語には、魅力があります。
ただ問題は、
「時間」をいじりすぎていること。
細かい回想シーンが何度も挟まるのですが、
その順序が一定ではなく、
つまり近い過去、遠い過去が、
入り乱れて回想されるのです。
これは分かりにくい。

たしかに、最後まで見れば、
話はよく分かります。が、
やはり不親切だとは言えるでしょう。

そういえば、
『赤ちゃんの逆襲』でちんけな小悪党を演じ、
Les Kairaや『そして友よ、静かに死ね』にも出ていたフランソワ・ルヴァンタルが、
渋い刑事役で出ていて、
不思議な感じがしました。