昨日の帰り道、
なんとなくつけたFM-NHKから聞こえてきたのは、
リムスキー・コルサコフの「シェエラザード」。
ああ、久しぶりに聴くなあ、と思いながら、
しだいにその演奏に引き込まれてゆきました。
そして曲が終わるころには、
これは今までわたしが聞いた中で、最高のシェエラザードだ!
という思いに達していました。
でもこれ、いったい誰の演奏?
演奏者は、ゲルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団でした。
なるほど。
言われてみれば、この強弱、この緩急、
たしかにゲルギエフ的なのかもしれません。
で、今日は、
ゲルギエフとウィーン・フィルによるシェエラザードを聞いてみました。
https://www.youtube.com/watch?v=SQNymNaTr-Y
いいです。でも、
昨日聞いた演奏には、やや及ばない印象。
特に第一ヴァイオリンは、わたしには、
キーロフのセルゲイ・レヴィーチンの艶っぽさが、
この曲のテクスチャーとより相性がいい気がしました。
以下のヴィデオの、2分30秒あたりから、
セルゲイの独奏が聞けます。
https://www.youtube.com/watch?v=8c5BFcw5onI
CD も比較的安いので、
これは買って、もう一度聞いてみることにします。