1年半ほど前、
Prêt à tout
という映画について書きました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/04/pret-tout.html
その中で、
altermondialisme
(アルテルモンディアリスム=オルターグローバリゼーション)
という語がセリフに出てきていたことに触れました。
反グローバリゼーションと、
オルター・グローバリゼーションは違います。
後者は、98年と言いますから、
95年にシラクが大統領になってから3年ほどで、
早くも登場していたわけです。
そしてその後、2002年の大統領選挙では、
これが争点になるはずだったのに、
シラクはうまくそれを避け、
再選を果たしたのでした。
(ジョスパンは戦い方を間違えた……)
要は、反グローバリズムが、
偏狭なナショナリズムと同一視されがちなので、
そうしたものと一線を画すため、
altermondialismeという語が使われるわけですね。
実際、人や文化の混交は、
素晴らしいものだと思います。
強欲なグローバル資本主義は、
素晴らしくありませんが。
反グローバリゼーションと、
アルテルモンディアリスムのチガイ、
重要ですね。