2016年11月21日月曜日

L'Outsider

2008年のこと、
ソシエテ・ジェネラルが巨額の損失を出しました。
そしてその大半が、
一人のトレーダーによる失敗だったことが報道され、
大きな波紋を呼ぶ、ということがありました。
会社はもちろん彼を告発し、
その裁判は今年も続いていました。

この事件を映画にした、

L'Outsider(2016)

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=7IK8yPysoGI

ソシエテ・ジェネラルの事件を、
そんなに詳しく知っているわけではないので、
これがどの程度まで事実に基づいているのかは分かりません。
(主人公の名前ジェロームは現実と一致していますが。)
で、
映画の中のことをメモしておくなら……

まず、ジェロームが入ってゆくトレーダーのチームのリーダーは、
Tellement proches のFrançois-Xavier Demaison 。
チームにはアラブ系が一人います。
(Cheba Louisa に出ていたムアメッド・アゼルキです。)
また、ジェロームが仲良くなるのも、アラブ系の女性。
(Mohamed Dubois のヒロイン、サブリナ・ウアザニです。)
ただアフリカ系は少なくて、目立つのは、
チームのアシスタントとして入ってくる若者(マリ系らしい)くらい。
会社があるのはラ・デファンスで、
そのビル群は「上昇」の象徴です。

エンタメですが、丁寧に作ってあり、
好感が持てました。