2016年11月3日木曜日

Le sac de farine

Le sac de farine という映画を見てみようと思ったのは、
何といっても出演者の顔ぶれゆえ。

ヒアム・アッバス、
アフシア・エルジ、
メディ・デビ(マハディ・ザハビ)、

の3人が揃えば、これは見たくなります。

https://www.youtube.com/watch?v=bauWH-La0qg

1974年、ブユッセルのキリスト教系の学校に通っていた、
アラブ系の8歳の少女、サラ。
ある日、彼女の前に、突然父親(Smaïnが演じています)が現れ、
パリに連れて行くと言います。
でも、着いた先はモロッコでした。
しかも父親は仕事に出かけ、
母親は精神を病んでいます。
で、サラは叔母夫婦のもとで育てられることに。
そして……10数年後、
すっかり「若い娘」に成長したサラは、
でも今も、ベルギーに帰ることをあきらめていません。
そこで、学位を取るつもりなのです。
(が、この年齢まで、ほとんど勉強させてもらえてないのです。)
そんな時、彼女の周りで反政府運動が始まります。
そうしたごたごたの中で、サラは、
政治活動をする学生と知り合い、
二人は魅かれ合います。
でも、結局サラは、
ベルギーに行けるという条件で、
偽装結婚を受け入れ、
モロッコを去ってゆくのです……。

俳優は揃っていたのに、
イマイチ引き込まれなかったです。
(ヒアムが出ていて引かれないなんて、珍しいことです。)
空気が流れないというか、息苦しさが持続してしまう感じ。
Kadija Leclere 監督にとっては、
おそらく自伝的な物語なのでしょうけれど……。