2018年8月26日日曜日

視線

ケ・ブランリ博物館では、
3つの企画展が行われていました。
そのうち2つはなかなか充実していました。

1つはこれ。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=RstU6GpNa9A

子供向けの雑誌などにおいて、
開拓者たち、あるいは彼らが見た世界が、
どのように描かれていたのか、
というものです。
たとえば、この20, 21, 54, 55の人たち。



説明によれば、彼らは「日本人」だそうです。
これは革命の頃の本のイラスト。

また、こんなものも。


まあ、ありがちですが、
「与える者」としてのヨーロッパ人が描かれています。


パリからきた少年の冒険、
なわけですが、
彼の背後に、亡霊のように、
得体のしれないもののように、描かれている人たちがいます。


以前『タンタン』が植民地主義的だと批判されたことがありましたが、
この展示の文脈に置けば、
批判が正当であることは明白です。

(つづく)