『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)
についてだったので、
読む前に見てみました。
(今までスルーしてたので。)
なんだか、なんとなく思っていたのとゼンゼンちがう話でした。
わたしたちは、もともとの「マッドマックス」シリーズを知っているので、
あまりの新しさに驚きました。
ただ、問題はその「新しさ」の質です。
まずは画面の質、そして音、
これはもうまったく違います。
そして、
『姫とホモソーシャル』で紹介されている研究者の指摘によれば、
以前のシリーズには「クィア」な人たちで溢れていたけれど、
今回はちがう、ということになります。
つまり今回は、男女二元論的なのです。
これはむしろ「後退」と呼ぶべきかもしれません。
(まあ、そう単純じゃないんでしょうけど。)
『姫とホモソーシャル』の中では、
この映画と宝塚歌劇団を対比していて、
おもしろかったです。
特に、
宝塚のショーにおける「男役が演じる女役」という概念(?)を使って、
シャーリーズ・セロン演じる女性隊長を論じているあたり、
なかなかスリリングでした。
読んだら、もう一度見たくなりました。
(アマプラ無料なので、また見ます!)