2011年2月2日水曜日
銀座
というわけで、今日は朝10時に銀座のスタジオに集合し、
無事CD2 枚分の収録を終えることができました。
なんだか、自分も加わっているのでオコガマシイのですが、
今回のCD はいい出来だと思います。
どこがどう、とは言えないのですが、
なんというか、手応えがある、と言いますか。
あと2カ月足らずで、店頭に並ぶ予定です。
どうぞご期待ください。
さて、収録が12 時に終わったので、築地近くから万年橋を越えて東銀座へ、
そしてそのまま目指す銀座線銀座駅、つまり4丁目の交差点まで歩きましたが、
まあ久しぶりに銀座を歩きたくなって、そのまま数寄屋橋方向へ進みました。
ランチは新宿に出てから、と思っていたのですが、
数寄屋橋あたりの地下を歩くうち、銀座ファイブという地下街に来ました。
このあたりはだいぶ久しぶりなのですが……
ああ、でもここって、数寄屋橋ショッピングセンターじゃん!
ここなら、小学生の頃、親に連れられてよく来ました。
(親の勤め先が銀座だったので。)
とはいえ、お店は完全に様変わり。
いわゆるエスニック料理の店がズラリと並んでいます。
どうも、近くのサラリーマンやOLさん相手のランチに力を入れている模様。
んん、そういうことなら、ここでランチしてみようかな?
食べたランチ(石焼ビビンバとミニ冷麺セット)は、
まあどうということはなかったですが、
普段とはまったく違う、銀座で働く人たちに混じってのランチは、
ちょっと新鮮でした。
◆
帰ってきたら、なんだかちょっと風邪っぽくて、
(収録後でよかった!)
ちゃんとしたものは見られそうになかったので、
軽めの『東京暗黒街』という、アメリカ映画を見ました。
この映画は、要はB級アクションなのですが、
撮影されたのが1954年の東京、ということで、
主に登場する風景に興味がありました。
セットやエキストラの雰囲気は操作できても、
街の様子はそうはいかないはずだからです。
で、たまたま個人的に印象に残ったのは、この画面;
これって、左手前に見えるのが服部時計店ですから、
画面の中央に伸びる道は、
昨日今日スタジオの行き来に歩いたまさにその道ということになります!
なんだか、今日の今日だと、不思議な感じがしますね。
最近のDVDの映像は、妙に生々しいし。
56年前かあ……
またこの映画のラスト近く、
浅草松屋デパート屋上で銃撃戦が繰り広げられるのですが、
それはこんなところでした;
これは初めて見ました。おもしろいですね。
そしてこの映画で忘れることができないのは、
シャーリー山口(=山口淑子=李香蘭)の存在です。
そうそう、チョイ役ですが、早川雪舟も出演しています。
思い出すのは、小津の『東京物語』です。
あの映画は、1953年の作品だから、1年しか違わないわけですが、
サミュエル・フラーと小津、
2人の監督が描く東京は、まるで別の都市のようです。
『東京暗黒街』、トータルとしては、おもしろい作品でした。