第12回、いかがでしたか?
結婚していないカップルから生まれる子供、
フランスでは54%とありましたが、
パリだけに限れば、たしか80%近かったはず。
それからイタリア。
こちらはやはり教会のお膝元ですからね、
結婚してる人が多めでしたね。
キリスト教徒の絡みでいえば、
たとえばフランスで離婚が簡単に認められないのは、
そもそも神に誓った約束を、
人間の理由で反故にしていいのか、
という発想があったからだとも聞きます。
そんなもんなんでしょうかね。
(その点PACSはもともと人間同士の契約ですから、
「解約」も問題ないわけですね。)
ナポレオン法典は、
いろんな国で、近代的な法の見本になったと言われます。が、
この法典、家族法については、
はっきり男女差別がありました。
結婚すると、女性は自分の持参金さえ、
夫の許可なく使えないとか。
70年代から改正されたというのは、
そうした点を是正したということなんですね。