2011年7月21日木曜日
課題図書
今日はフランス語の試験だったのですが、
その中に1つだけ、こんなのも混ぜてみました。
「目的語の定義は?」
これは授業中にもちろんコンコンと言ったことで、
望まれているのは、
「動詞の働きかけの対象(となる語)」
です。
ざっと見たところ、正解率10%強、という感じ。
繰り返しますが、これは考える問題じゃなく、
授業を聞いていたかどうかが勝負になる問題です。
中に、
「~を」「~に」になるもの。
なん答えがありましたが、どうしてそうじゃないのかを、
コンコンコンと話したつもりなんですが。
もちろん、びしっと正解の答案もありますから、
話したのは夢じゃないはずです!
で……
その場の思いつきで(なんていったら学生に怒られそうですが)
夏休みにブック・レポートを書いてもらうことにしました。
これは昔、さんざんやったことなんですが、
セメスター制になってからなんとなく出しにくくなっていました。が、
まあとりあえず出してみよう!
というわけで、課題図書はこの新書3 冊;
『ふしぎなキリスト教』
『イスラムの怒り』
『なぜフランスでは子供が増えるのか?』
はっきり言って、どれも面白いです。
『イスラムの怒り』も、
フランスのイスラム事情にかなりページが割かれていて、
勉強になります。
(学生のためには、ダサくなるのを我慢していただき、
各章のまとめなんかが添えてあったら、
さらに推薦しやすくなったでしょうけれど。)
そうそう、2年生のクラスでは、
管さん訳の『星の王子さま』のブック・レポートを全員に提出してもらったんですが、
これがね、大好評でした。
読んでよかった、課題出してくれてありがとう!
みたいなのが多いんです。
いや、これはお世辞じゃないんです。
今の学生は、嫌いなものは嫌いと書いてきます。
つまらないと感じているレポートは、すぐ分かります。
「ちび王子」、若者たちの胸を打っています!