で、見てみました、
Peur sur la ville :http://www.youtube.com/watch?v=y7DWdLkPgYk
1974年の作品ですが、全編120分のうち、
最初の80分ほどは展開も早く、
迫力のアクションシーンも満載で、いい調子。
そして最後の40分ほどは、
人質を取って立てこもった犯人との交渉が中心になり、
一転静かな展開になります。
国内版のDVD、あっても全然不思議じゃありません。(ないんですけど。)
アクション、と書きましたが、
主には追跡シーンです。
ただそれが、パリの屋根の上、なんです。
ベルモンドは、どうやらこれをスタントなしでこなしているようで、
ジャッキー・チェンを思わせる活躍ぶりです。
今更ながら、こういうスターだったんだと思い知りました。
(つまり、影のあるやさぐれ、という風情のアラン・ドロンなんかとは、
まったくちがうわけですね。)
そして極めつけは、走るメトロの屋根にしがみつき、
特にビルアケム過ぎのセーヌを渡るあたりでは、
なんと立ち上がって歩きさえするのです!
絶対できません……
また、殺人事件などが起きる場所も、
デファンスあり、セーヌ沿いのラジオ・フランス近くのビルありで、
それを、ついgoogle map で確認しながら見てしまうので、
時間がかかりましたが、おもしろくもありました。
特に映画の冒頭、最初の犠牲者が出るビルについては、
デファンスのplave Charrasに面するビルだ、
という書き込みがあり、確認すると、
確かにそうでした。
フィルム・ノワール、
遡ってたくさん見てみたくなりました。