2019年11月22日金曜日

『サンバ』の中のパゾリーニ

以前からちょっと気になっていて、
でもあまりちゃんと調べなかったもの、
それは、映画『サンバ』の冒頭近く、
メトロのローマ駅のホームの壁に貼ってあるポスターです。
その大きなポスターには、小さな文字で、

Pasolini       Rome

とあるのです。
パゾリーニには、『マンマ・ローマ』という作品がありますが、
『ローマ』という作品はないため、
これは?
と思っていたのでした。
で、
ふと思い立って調べてみたら、
意外に簡単にコメントが見つかりました。

When Samba is sitting in the Metro waiting for a train, 
behind him is a poster with the heading 'Pasolini Roma'. 
This is an advertisement for an exhibition 
that examined the works of writer and filmmaker Pier Paolo Pasolini 
and in particular, his interactions with Rome. 
The exhibition was not limited to his cinema work 
but also included poetry, politics, his commitment to city life, sex, and friendship. 
It was held in three cities - Barcelona, Paris and Berlin, 
with the Paris exhibition at the La Cinémathèque Française 
running form 16th October 2013 t0 26th January 2014.

そういうことだったんですね。
両監督がパゾリーニを敬愛しているのは、
まず間違いないですね。