BS・NHKのワールド・ニュースを見ています。
フランスのニュースは、
8時に始まる回の冒頭に登場します。
(時々変わります。)
それに続いて、ドイツZDFをみて、
その後はスペイン、カタール(アルジャジーラ)と続きます。
ABCは、この時間には流れませんが、
BBCは流れることもあるし、
別の時間のものでも結構見ます。
一番「いい」と思うのは、ZDFです。
(ただしガザ問題は別。
ドイツは、「ユダヤ人」にはからっきし弱く、
ふだんとは別の顔になります。)
で、
このところ毎朝顔を見てしまうのが、
オーストリアの極右=自由党の、キクル党首です。
去年の選挙で第一党になり、
2位以下の3党が連立を目指したのですが、挫折。
どうも、キルク首相が誕生しそうです。
感覚としては、
フランスでル・ペンが大統領になる感じでしょうか。
しばらく前から言われていることですが、
このオーストリア、ハンガリー、ドイツ、オランダ、イタリア、
そしてフランスも含めて、
ヨーロッパにおける右翼の台頭はどうしたことでしょう。
いや、どうしたこと、と言うか、
もちろんある程度想像できるのですが。
「戦前」に似てきたと感じる人も、多いんじゃないでしょうか。
要は、アメリカ的な状況な訳ですね。
蔓延する不満を、cristalliser する政治です。
そこには、エリート層への反感が、間違いなくあります。
「右」であるには違いないけれど、
背後には(左右じゃなく)上下の問題があると、
これは多くの人が数年前から指摘してきたことですが、
その通りだと思います、
(かえすがえす、ハリスの敗北はショックです。)
仲良しの同僚が、来年度1年間、
ウィーンに研究しに行きます。
自由党の嵐についての、現場からの声、期待しています。