2011年9月11日日曜日

チョコレート工場


パリで集めたネタは、
「テレビでフランス語」のテキストに連載中の
「パリは燃えているか?」に投入するつもりです。
あと1週間ほどで10月号が出るわけですが、
そこでも連載は続きます。
つまり、少なくとも来年の4月までは続く、ということです。

大ざっぱな感じとしては、
ユダヤ人街、アラブ人街、そしてアフリカ系の人の多い街、
まずはこの3本立てでいって、
そのあと13区のリトル・アジアなどにも入れれば、
と思っています。
で今、この連載のための文章を、
日々ガシガシ書いてます。

去年の経験から、
写真は迷ったら撮っとけ、
という教訓を得て、
量的にはだいぶ増えたし、
撮り忘れも少なくなったんですが……

日本に帰って調べてみて、
あああれなのか、と思うことがやっぱりあります。
そういうものについては、
「迷ったら」というレベルにならなかったのでスルーしていて、
Mmm、これもやっぱり撮り忘れに入るのでしょうか。

たとえば、13区のAvenue de Choisyにある、ガブリエル・フォーレ高校。
名前が名前ですから、曲がり角でチラ見しただけですが、
記憶に残りますね。
で色々調べる中で、この高校はある自動車工場の跡地で、
さらにその前は、チョコレート工場があったことがわかりました。
でさらに――

そこから徒歩圏にある、Butte aux Cailles のSait-Anne教会、
この教会の前も通り、
というか信号待ちでゆっくり眺め、
開いた扉から奥のステンド・グラスもよく見えたんですが、
「まあ教会だな」というくらいで、特に写真も撮りませんでした。
が、
この教会のあだ名が「チョコの教会」であることが判明。
なぜなら、さっき出てきたチョコレート工場の創業者が熱心な信者で、
多額の寄付をし、
そのおかげで教会が建ったから、なんだそうです。
う~ん、そうだったか。(でも両方とも写真なし……)

チョコレート会社は、Chocolat Lombart 。
フランス最古のチョコ・メーカーで、
ただし戦後、ムニエに吸収され、今はもうない、ということです。

*画像はブリュッセルのパッサージュ。