2011年9月22日木曜日

緑画


今、大学の図書館にある Gallery ZERO では、
「せなかあわせて」展が開催中なんですが、
その関連企画として行われた、
美術家の村山修二郎さんによるワークショップに参加してみました。
名づけて、「緑画体験」です。(画像は村山さんの作品。)

緑画というのは、村山さんが編み出したスタイル(?)で、
絵具代わりに葉っぱや花を使って描く方法です。
昨日の今日ですから、庭には色んな葉っぱが一杯。
それを使ってチャレンジしてみました。

これ、なかなか楽しいです。
わたしの場合、全然うまくは描けない(涙)のですが、
それでも描いている間は、
それなりに集中し、小さな発見もありました。
たとえば、松ぼっくりの赤ちゃんは、
割ると中は黄色い、とか。
(むしってませんよ、落ちてたやつです!)

参加した人の中には、
おお、うまい! という出来栄えの人もいました。
もちろん、村山さんの作品とは違いますが。

秋には、紅葉した葉で赤を、実で紫を、
得ることもできるそうです。
そしてこの緑画、時間が経つと変色するし、
雨滴がかかればまたそこも変色します。
そこが、いいんですね。

そういえば、NHKの「極める」という番組で、
友香さんが色んな庭を紹介していますね。
この番組、面白いです。
たとえば第1回は京都の庭がテーマで、
北山さんという有名庭師が案内役でした。
庭に対するプロのアプローチの仕方が、
興味深かったです。
ヴェルサイユの庭や、
ケ・ブランリの庭を作ったジル・クレマンのことを考えながら、
見ていました。

震災以降、自然観が問い直されて、
特に庭師のような仕事の意味が気になる、
今日この頃です。