2013年12月26日木曜日

『さようなら、オレンジ』

年末になり、
色々な「今年の収穫」の記事を目にします。

小説は、今年もさまざまな話題作がありましたが、
特に印象に残ったのは、
『さようなら、オレンジ』
が、一番でした。

小説の最初の一文、
もしこれが学生の書いたものなら、
まちがいなく直していたと思うような文の形で、
ちょっと驚いたのですが、
そのまま読み進むと、
そんなことはどうでもよくて、
作品の世界に引き込まれました。

すごい。

なんというか、
日本の小説もここまで来たのか……、
というような、
(全然上から言う気はないんですけど)
そういう気持ちになったのは本当です。

そんなにたくさん読んでいないので、
その範囲にしかすぎませんが、
わたしにとっての、今年小説、N.1 です。