2013年12月15日日曜日

TELE GAUCHO

あの『戦争より愛のカンケイ』、

http://tomo-524.blogspot.jp/2011/04/le-nom-des-gens.html

http://tomo-524.blogspot.jp/2013/10/bagnolet.html

のミシェル・ルクレルク監督の新作、

TELE GAUCHO  (『新左翼テレビ』)

を見てみました。

http://www.youtube.com/watch?v=T6QytYPTPms

結論から言えば、前作には及ばない印象です。

舞台は(前作同様)バニョレ。
お金と権力から離れた自由テレビ局、テレ・ゴーショは、
きわめて左翼的な思想を(一応は)掲げています。
若きヴィクトールは、ここに集う人間たちに惹かれ、
またたまたま出会ったクララにも魅かれ、
このテレビ局で「青春」の一時期を過ごします。
けれどそれは、最後はどこか「泡」のように……

映画青年ヴィクトールは、
もしかしたら自伝的要素も入っているのでしょうか。
ただ、エピソードのつながりがやや散漫で、
話が横に滑っていく感じ。
前作のような、ひらめきの内に深化するところが少ないかもしれません。
(というか、期待が大きすぎたかな?)

ちなみに、エマニュエル・ベアールも出演しています。
やはり存在感があります。