日本では、劇場未公開で、
DVDだけ発売された、
『ザ・フォース』
という映画を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=otCxunmoyz4
まず、この邦題、わかりづらいですね。
原題は De forece で、
これは「無理やりに、強引に」を表すイディオム。
主人公はセリフの中で、何度か、
「おれは無理やり脱獄させられた」
と言っていて、
タイトルはそこから。
この邦題でも、かすってはいるのでしょうけど、
邦題だけでは、喚起力が弱いですね。
この映画は、
模範囚だったマニュ(エリック・カントナ)を、
検察と警察が利用して、
別の犯人を逮捕しようとする、
というお話です。
刑事は、イザベル・アジャーニ。
彼女の息子は、チンピラの卵で、
麻薬に絡んで重傷を負い、
この2つの流れが絡んでいくわけです。
マニュの昔のワル仲間が3人いるんですが、
これが、
インド系、コルシカ系、マグレブ系、
です。
こういう、<ワル=全員移民系>というタイプは、
以前は多かったですが、
この頃はむしろ少数派かも。
そういえばエンディングも、
(伝統的な)フランス映画っぽいかも。
作品としては、
まあ、フツウ、でしょうか。