フランス語に、
caresser (un chat) dans le sens du poil
(ネコを)毛並みの方向に撫でる
という表現があります。
冬毛になってきたと思われるManon を撫でていると、
まあ明らかに毛並みの方向というのはあるわけで、
この表現が思い出されるのでした。
そしてこの表現は、比喩的には、
いい子いい子する、
という感じで使われるようです。
彼とわたしはよく理解しあっている、だから、
わたしがうまくできないときでも、
c'est inutile de me caresser dans le sens du poil
(わたしをいい子いい子となだめる必要はない)
ただ、そこがちがっているよ、と言うだけでいい……
みたいな感じでしょう。