5月に、『セリ・ノワール』という映画について、書きました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/05/blog-post_6.html
この映画には、実はもとになった小説があります。
あのジム・トンプスンの、
『死ぬほどいい女』です。
この小説は、1954年発表(A Hell of a woman)で、
フランスで翻訳(Des cliques et des cloaques )が出たのは1967年、
そして映画化が1979年。
で、
日本で翻訳出たのはやっと2002年でした。
(ちなみに「このミス2003」の5位だったようです。)
トンプスンは、
名作の誉れ高い『おれのなかの殺し屋』とか、
『ポップ1280』などが、印象に残っています。
で最近、
『死ぬほどいい女』を再読し、
今日、『セリ・ノワール』も再見してみました。
もちろん、それぞれに魅力があるのですが、
映画については、
やはり主人公を演じたパトリック・ドベールの強烈さが、
この映画の肝だと感じました。
そして小説のほうは、
これは「ものすごい」と言っていい作品だと思いました。