2016年1月16日土曜日

マリオンとカタリーナ

今日は2本の映画、

『サンドラの週末』
『ファーストフード・ネイション』

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=lBqk3PNUCr8

https://www.youtube.com/watch?v=od-WSgJccNA

前者は、いい意味で、ドキュメンタリー風。
みんなのボーナスか、それともサンドラの雇用継続か。
サンドラは説得のため、
週末をかけて同僚たちの家を説得に回ります。
そこでのサンドラが、決して闘争的ではなく、
むしろ激しく弱々しいところに、
この映画の特徴があると感じました。
ニキータでも、グロリアでも、
ウォーショースキーでもないのです。
一人の、弱いサンドラです。

また、かの女性の同僚たちの生活の描き方も、
巧みでした。
彼らは、フランスの労働者階級で、
クルマをいじったり、
子供サッカーのコーチをしたり、
家の屋根の塗り替えをしたり、
あるいは、かくれてバイトをしたりしています。
アラブ系もいれば、アフリカ系もいます。
集合住宅もあれば、pavillon もあります。
そしてマリオン・コティヤールは、
あの『タクシー』の時と比べると、
ほんとに大人になりました。

後者は、カタリーナ・サンディノ・モレノが出演しているので、
見てみたのですが、
彼女は、『そして、ひと粒のひかり』の主演でした。

http://tomo-524.blogspot.jp/2013/02/colombia.html

今回のものも、いい映画だとは思うのですが、
もう少しスピード感が欲しかったです。