ジャン・デュジャルダンといえば、
日本では、『アーティスト』の印象が強いのだと思いますが、
わたしはむしろ、
La French が印象に残っています。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/la-french.html
で、その彼の出世作の1つ、
かなりお気楽なコメディ映画、
『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』
(OSS 117: Le Caire, nid d'espions)
を見てみました。(邦題は意味不明)
https://www.youtube.com/watch?v=zQOvoyclOXI
この予告編ではわかりにくいですが、
まあ、ややMr. ビーン的なボケが、随所に入ります。
舞台はカイロなのですが、
ある女性に対して、
「メニルモンタンの魚屋さんじゃないんだから!」
なんて言ったりもします。
(字幕ではカットされてますけど。)
内容はシンプルでわかりやすいものですが、
ただ、ギャグの背景には、
深いものではないけれど、
政治的なもろもろがあり、
それを理解していることが笑いの前提になっています。
このあたり、日本のコメディーとは差があります。
そしてちょっと驚いたのは、
共演者の中に、
ベレニス・ベジョ、オール・アティカ、
フランソワ・ダミアンなどがいたこと。
ダミアンはコメディによく出ているのでいいとして、
オールは、
ケシシュの映画などにも出ている女優です。
http://tomo-524.blogspot.jp/2013/01/la-faute-voltaire.html