2016年10月2日日曜日

創立50周年

昨日は、わたしの出身大学で、
フランス文学科創立50周年を祝う会が催されました。

http://sophia-futsubun-50eme.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/?preview

記念シンポジウムでは、
わたしも少し発表させてもらったのですが、
とてもいい雰囲気で、やりやすかったです。
あと発表したのは、
寺田寅彦先生と、吉川順子先生。
寺田先生のお話は、
フランスや日本などで使われていた映画の教科書の、
テキストはもちろんその挿絵に注目し、
そこに現れたオリエンテーションを探るという、
とてもおもしろい着眼点に立つものでした。
吉川先生の発表は、
テオフィル・ゴーチエの娘であるジュディットによる、
『蜻蛉集』のフランス語訳を通して、
彼女が抱く東洋への思いを可視化するというものでした。
まったく匠気のない、清潔な発表でした。

同級生たちとも久しぶりに顔を合わせ、
懐かしい時を過ごすことができました。
当然ながら、みな同じ年代なので、
抱えている問題(?)に共通点があり、
そこは妙にリアルでした。
次はいつかな?