2016年10月22日土曜日

「詠むこと、編むこと」

昨日は、
大学の図書館に併設された小さなホールで、

「詠むこと、編むこと~詩集の魅力を語りましょう~」

というイベントに参加しました。

https://gunosy.com/articles/acT1u

出版社「港の人」の代表である上野さんはわたしと同世代です。
上野さんの、詩、そして詩集というものに対する、
誠実で真摯な思いは、
参加してくれたみなさんの胸を打ったと思います。
また、すでに4冊(Agend’Ars1~4)の詩集によって、
日本の詩のシーンに新生面を開いた管啓次郎さんが、
飛び入りでピリッとした発言をしてくださり、
話が立体的になってとてもよかったです。
詩の話をするっていうのは、楽しいです。

ところでこのイベントは、
大枠では、

「文字ノ音――ことばの配列と印刷の技」

という、とても意欲的な企画展の一部です。
これは、若き同僚の波戸岡さんが構想&実現させたものです。
波戸岡さんのように、
アカデミックなことからオタク文化まで、
また、
象牙の塔から現場まで、
フットワーク軽く行き来する研究者なんて、
ほとんど見たことがありません。
そしてこの企画展もまた、
「文字との関わり」の表現の一つになっていることに、
驚かされます。
こうした表現もあるわけですねえ。