ちょっと風変わりな映画、
Hadewijch(2009)
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=v858aunD3kw
Hadewijch は、ほとんど狂信的とも言えるクリスチャンで、
修道院で見習い(修練士)をしていました。が、
絶食など、その振る舞いが「過度」だとされ、
「世界」に戻るよう命じられてしまいます。
で、彼女はセリーヌに戻り、
シテ島の、エリートの両親が暮らす、
豪邸に戻ります。
そんな時彼女は、アラブ系のYassineと知り合い、
異なる宗教とはいえ、
その「純粋」さにおいて、二人は共鳴し合います。
そしてYassine は彼女に兄を紹介するのですが、
実はこの兄は、テロリスト集団のリクルーターでした。
ここでももちろん宗教は違うのですが、
彼女はこの兄の、
"si l'on a la foi, il faut agir"
「信仰があるなら、行動せよ」
という言葉を深く受け止めてしまいます。
そして、彼女は単独で…… というお話。
テロに向かう若者を、
こうした角度から描いたものは、初めて見ました。
とてもセリフが少なく、
動きも少ない映画でした。