この金・土は、
なかなか充実した2日間でした。
金曜は、
敬愛する先輩教員の最終講義で、
「第2次ウィーン包囲」についての話を伺いました。
スレイマン1世とフランソワ1世の時代の、
第1次ウィーン包囲の話から始めて、
最後はルイ14世、ヨーゼフ2世まで登場し、
トルコ以西のヨーロッパ世界の揺らぎのようなものが、
じわっと伝わってきました。
さすがの講演でした。
中世世界で恐れられたのは、
「ペスト、オオカミ、トルコ」
というのも、おもしろいと思いました。
(それゆえ、今もヨーロッパ人は、
なかなかトルコをEUに入れない!?)
そして昨日の土曜は、
『敷石のパリ』の刊行イベントが、
新宿のカフェ・ラヴァンデリアで行われました。
著者4人が集まって、
順に朗読などをするわけですが、
そこにコントラバスやトランペットが即興的に加わり、
ライブならではの時間と空間を作り出すことができ、
なかなか良かったのではないかと思っています。
フランス語講座の生徒さんや、
以前からの知り合いも参加してくれて、
うれしかったです。
(差し入れの果物やお菓子も、merci beaucoup !)
この画像は、
佐藤さんの詩をフランス語にして朗読するスレイマンさん。
ボスニア出身で、フランスはディジョン育ち。
彼は今日パリに向かい、
ジレ・ジョーヌに参加すると言っていました。
(このジャケットの下には、
ジレ・ジョーヌを着ています!)
とても小さな活動ですが、
それはそれでいいものだと思うのでした。