2019年2月15日金曜日

Comme des garçons

おかげさまで、
思ったよりは早く復活してきました。
とにかく頭痛が一番イヤなので、
ちょっとでも頭痛信号があったら、
医者でもらった薬より先に、
頭痛薬を飲んでます。
(毎日飲んでます。)

で、
まずいです、
MFFFがあと4日!
急いで見ないと!

というわけで、
病み上がりでもいけそうなやつからということで、

Comme des garçons

を見てみました。
1969年のランスを舞台に、
フランス最初の、
プロの女子サッカー・チーム誕生の物語です。

<1969年、フランス北部の街ランス。
日刊紙「ル・シャンプノワ」の
スポーツジャーナリストとして働く
根っからの女たらしポールは上司をうならせようと、
女子サッカーの試合を企画する。
ポールとは犬猿の仲の秘書エマニュエルが
なぜか彼のサポート役につき、
彼らの冒険はやがてフランス中を巻き込んで、
国内初の女子サッカーチーム結成へと発展してゆく。>

https://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/movie?movie=42900

当時の、
こどもから大人に至るまでの男たちの
(そしてまた女性たちまでが内面化した)
家父長主義が背景にあり、
それは21世紀の視点から、
軽い侮蔑をこめた戯画として描かれているように感じます。
とはいえ、家父長主義はまだ死に絶えたわけでもなく、
完全に過去の話でもありません。(残念ながら)
となると比較したくなるのは、もちろんこれです。

http://tomo-524.blogspot.com/2015/05/blog-post_73.html


で、ヒロインを演じるのはヴァネッサ・ギッド。
彼女はなかなか魅力的。
元イタリアの名選手の娘という設定です。
彼女はこれらに出ていました。

http://tomo-524.blogspot.com/search?q=papa+ou+maman

http://tomo-524.blogspot.com/search?q=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%B7%B4%E9%87%8C%E5%A4%AB

ただ、どちらも小さな役なので、
あまり印象に残っていないのですが。

それから女子チームの最年長選手であるレイモンドは、
キャロル・フランクが演じていて、
やっぱり彼女は存在感があるのでした。
もう40本くらいは出ているようで、
わたしは、重要な俳優だと思っています。
いろいろ印象に残る作品はありますが、
やっぱり、
『戦争より愛のカンケイ』
の、ヒロインの母親役、
気が強くて論争的で政治的で人がいい、
という役柄が、
わたしは一番記憶に残っています。

https://www.jiji.com/jc/v4?id=hssfranse-004-16070001

1つだけ。
女子チームの「きれいどころ」担当の女性が、
「ベベ」とあだ名されるのですが、
これは「赤ちゃん」の「ベベ」ではなく、
B.B.(=発音はベベ)=ブリジット・バルドーのこと。
彼女の人気のピークはもう少し前だった気がしますが、
まだまだ現役女優として活躍していた時代です。

コーチが乗っていた赤いスポーツカーは、
トライアンフのスピットファイヤーのようでした。
一方、男子チームの監督が乗っていたのはシムカで、
まあ、二人の個性の差を露骨に示しているようです。

まだ書きたいことはありますが、
次に行きましょう!