アイサ・マイガが出ているという一点で見たのは、
Jonas et Lila à demain (1999)
https://www.dailymotion.com/video/x3lwm6h
21世紀を目の前にしたジュネーヴの、
ジョナスとリラ(=アイサ・マイガ)のカップル。
ジョナスは映画学校を出たところで、
引退した映画人のおじいさんのところに出入りしています。
このおじいさんは、おそらく、
アラン・タネール監督が自分を投影しているのでしょうが、
はっきり言って、ちょっとうざい。
なにか、格言めいたことを言いたがる、
過去を生きる人に見えます。
で、
映画全体も、
あまり魅力を感じませんでした。
ただ1か所、よかったシークエンスもありました。
リラの養父であり、
競馬ですってはリラにたかっていた男が、
あるときちょっとした配当を手に入れ、
娘とそのカレシに、ダカール行きのチケットをプレゼントします。
で、リラはセネガルの、
もう20年も前に別れた祖母を訪ねるのですが、
その一部始終は、
海岸や街の様子を含めて、
ジョナスが持っているハンドカメラの映像を使って提示されるのです。
ここは、すごい臨場感。
映画はイマイチでしたが、
ここだけはよかったです。