今日はほぼ一日、研究室で過ごしました。この期に及んで、「東京詩」に加えたい詩があり、その詩について書いていました。それは川口晴美さんの、「SAUDI-ARABIAは遠い」という詩です、そりゃあね、遠いです!
川口さんはたくさん詩集を出しているのですが、5年くらい前に出た『lives』という本は、読みやすいし、まあなんというか、「都会に生きる女性のための」という決まり文句が、ある深さをもって実現されていると思います。たとえば…… 夜中にセブンのメロンパンが食べたくなって買いに行くんだけど、いざそれを前にすると、ちがうなあ、と感じて、今度はローソンへ。あ、ワッフル! でも、これも違う…… よしファミマだ、雑誌もいいかな? ああ、でもやっぱちがう。でも大丈夫、まだサンクスがあるから! でも、ほんとにだいじょうぶかなあ…… わたし、何が欲しいんだろ……
おもしろいでしょ? 川口さんは、こういうのじゃない詩も多いのですが、『lives』はこんな感じ。よろしかったら、どうぞ!