2009年6月17日水曜日

アルペジオーネ

大連に行った時、お土産らしいものはほとんど買わなかったのですが、最終日にちょっと寄った本屋&AV店で、何枚かCD を買いました。ああ、これ聞き逃したやつだ、と思ったものを。まあ、安かったしね。

で、そのうちの1 枚が、なんとまあ美しい響きで、ちょっとびっくり。それは、「シューベルト・フォー・トゥー」という、イョラン・セルシェルとギル・シャハムが組んだCD です。(画像)

アマゾンで、ちょっと試聴できます。(なが!)


特に、アルペジオーネ・ソナタ。この名曲は、今までにもロストロやマイスキーなど色々名演がありましたが、ヴァイオリン版は今回初めて聞きました。やっぱりいい曲は、楽器を換えてもいい演奏になることがあるんですねえ。アルペジオーネ・ソナタを作曲した頃のシューベルトは、たしかもう梅毒に苦しんでいたはず。美しいばかりじゃないのは、それと関係あるのでしょうか。(ちなみに「アルペジオーネ」というのは、チェロに似た楽器の名前だそうです。)

イョラン・セルシェルは、日本公演の様子がyou tube にありました。

わたしが1番好きなピアノ曲は、実はシューベルトのピアノ・ソナタ21番です。シューベルトの影って、ぐっと来ます。