京都のとある料亭で、鍋の湯をくぐらせて食する肉料理を前にした高名な仏文学者、伊吹武彦先生の一言がそのまま料理名になって広まった……「しゃぶしゃぶ」。
これは初耳でした。(ただ、ネットで見た限りでは、同じ「説」は見当たらないのですが。)で思い出したのが、最近どこかで見た、スイスの「新フォンデュ」の記事。
その「フォンデュ(=溶かされた)」は、実は何かを溶かしたようなものではなく、いわば熱した出し汁のようなものに、くるっと丸めた牛肉をくぐらせて、さまざまなタレで食べる、というものなのですが、これって…… しゃぶしゃぶじゃん!? と思って読んでいくと、まさに、しゃぶしゃぶにヒントを得て作り出した料理だといいます。やっぱりなあ。
そういえば、しゃぶしゃぶ、しばらく食べてないです。食べたいなあ~
(スキヤキのことを、la fondue japonaise 「日本式フォンデュ」と書いている記事もありますね。画像も。)
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昨日白水社から連絡がありました。『フラ語入門・改定版』、発売して3カ月ですが、おかげさまで重版になりました。(パチパチパチ!)使ってくださってるみなさま、そして白水社をはじめ多くのみなさま、ありがとうございました!