2010年8月13日金曜日

ハイチ、その後


今朝、「めざましテレビ」という番組で、
地震から7ヶ月経ったハイチを取材していました。
この番組にしては珍しく(?)、黙って見入ってしまう内容でした。
ほとんど、ほとんど7か月前のままなのです。

もちろん、避難所によっては、
清潔な水が(一応)供給されているところもありましたが、
マンホールから溢れる下水で体を洗っている地区もあるし、
なにより、瓦礫がほとんど撤去されていないのです。
倒壊した、そのまま。
例の国会議事堂も、つぶれたままだし。

自作の四畳半ほどのテントで、親子3人が暮らしています。
テントの中は40度。食事は1日1回。

学校も倒壊したままで、再開されていません。
勉強したそうな子もいて、彼は、クルマのリアを机に勉強しています。
立ったまま。

人々は、それでもなんとか暮らしているようです。
(その「なんとか」は、「文化的最低限度」を下回っているように見えますが。)
明らかに問題なのは、「国」が機能していないこと。
あんなことやこんなことをしてきた「国」が、1番役に立てる場面なのに。
個人ではどうしようもない、いわゆるインフラ整備が、今こそ必要なのに。
もちろん予算ものこともあるでしょうが、それにしても……

外国の救援受け入れ問題にしても、
アメリカやフランスをはじめ「大国」は、こんなときくらい、
自らの「国益」をいったん脇に置いてくれればいいのに。
(こんなナイーブなこと言っても、バカみたいに聞こえるでしょうけど。)

          ◇

明後日、15日、同僚の倉石さんが、普天間基地の隣に参上したします;

http://sakima.jp/

もしお近くの方がいらしたら、ぜひ。