パリは薄曇り、時々晴れ、という感じでした。
日曜日なので、街は比較的静かです。
午前中ちょっと歩いて、ついに発見、
『イブラヒムとコーランの花たち』の撮影現場は、
作品の中で(言葉で)言及されているブルー通りではなく、
画面に映りこんでいるクレリー通りのほうでした。
2つの世界をつなぐ短い階段も、まちがいなくここです。
それにしてもなぜ、わざわざ舞台をかえたのでしょうか。
おそらくポイントは、「2つの世界」ということなのでしょう。
2つの通りを繋ぐ階段は、まさにその通路という感じ。
今日の昼ごはんは(と食べる話ばかりですが)、
あるフランス人へのインタヴューによれば、
「パリで1番おいしいタイ料理」を目指しました。
ベルヴィルです。
この店、「1番」かどうかはともかく、
すごくおいしかったです。
緑のパパイヤのサラダには、
店の人の話だと、魚を細かく切って揚げたものがトッピングされ、
カニのニンニク炒めも深いスパイシー味。
店主さんと話すと、なんでも新宿や渋谷で店を出したこともあったそう。
残念ながら今はないそうですが。
Reuan Thai という店です。11区です。
午後はポンピドゥーを覗き、
近くの活気あるゲイ・タウンを歩き、
その後、人身事故のため11番線が使えなかったため、
ちょっと遠回りしてホテルに戻りました。
途中、Tシャツ屋さんのおじさんとだべったら、
キューバ出身とのことでした。
ハバナで出会った彼女について、
9年前にパリに来たんだそうです。
そんなこともあるんですねえ。