2011年1月17日月曜日
特集・中国
というわけでチマチマ仕事をし、
夜8時過ぎには、無事今日の予定が終了しました。
で、せっかくなので「文藝春秋」とハーゲンダッツを風呂に持ち込み、
「特集・中国」を順に読んでいきます。
わたしの場合、ラッキーなことに、同僚に2人も中国の専門家がいます。
中国語での連載を持っているまさに現役バリバリの中国通と、
東洋思想を専門にする若手のホープです。
これは恵まれてます!
そういうわけなので、今回の特集を読んでいても、
ああ、あの話につながるのね、ということがままあり、
それぞれの文章を深く味わえるように思いました。
ただ、そうしたことを措くとしても、今回の特集は興味深いです。
わたしの両親は、中国(というか満州の大連)生まれで、
父親が「本土」の土を踏むのは開戦前夜。
そして両親が引き上げてくるのは戦後3年目でした。
その両親から、中国の思い出はたくさん聞いています。
しかも一昨年は、わたしも初めて大連に行ったし。
それに日本のことを考える時、あるいは民主主義のことを、
あるいは植民地主義のことを考える時、
ピエ・ノワールのことを考える時も、
中国の事情は、ちがう文脈を持ち込むのにとても参考になる気がします。
色々面白かったんですが、1つだけ紹介するなら……
やっぱり、こちらが思っていた以上に海賊版は蔓延り、
でもそのおかげで、中国の若い世代は日本のアニメや漫画に、
か~な~り親しんでいる、ということです。
これは、若手の清水先生もはっきり指摘していたことなんですが、
本当にそうなのね~、という感じでした。
そしてそうした愛好の感情と、日本軍への憎しみは、
まったく矛盾しないと……
そうそう、溶けかかったハーゲンダッツって、うまいですね~~