2011年1月18日火曜日
最終ゼミ
今日はゼミ最終日で、『東京詩』では、シドが初登場しました。
このシドというバンド、発表者のKさんは「チョー有名!」だって言うんですが、
そうなんですか?
わたしは知りませんでした。(って J ポップたいてい知らないし!)
そして曲は、Dear Tokyo ;
http://www.youtube.com/watch?v=iXUIM1SXsZk
なるほど人気が出るのは分かります。
そしてKさんは、もう1曲用意していました。
こちらは 1st アルバムから。「お別れの唄」;
http://www.youtube.com/watch?v=1LEiqkgGAjI
こちらはまあ、「ハンカチーフ」だの「汽車」だのの装置も古ければ、
「未練」だの「儚い(はかない)」だの「恋心」だの語彙も古くて、
これだけ古臭いとさすがに故意なんだろうとは思うけれど、
それでもやっぱりこういう言葉が趣味なんだろうな、という印象はあります。
そして大事な設定ですが、これがね、ちょっと新しい系なんです。
かつての「東京ソング」は、男が、女を故郷に置いて、東京に出てゆく、
というものが典型的でした。が、このシドの曲は反対で、
女が男を置いて東京に向かうものなんです。
小さなチガイ、ではないと思います。
20年前なら、こんな歌はなかったでしょう。
そして考えてみると、Kさんの第1回発表の曲も、
東京から一時帰京する女を、男が空港に迎えに行く、という歌でした。
イスラム圏でも、奔放な女性がイロイロ活躍するドラマが評判だそうです。
というか、女性たちは拍手、男性は眉をひそめる、ということのようですが。
でもここでも、時代はゆっくり動いているのでしょう。
Kさんは、九州出身の、はっきりものが言える学生です。(九州女子!?)
ゼミでは、彼女のような学生がいてくれると、
「女子の意見」をストレートに聞く機会にもなって、
男子学生には、エクストラな効用もあると思います。
そういう意味で、今回はよかったんじゃないでしょうか。
K さんもH 君もE 君もK 君も、おつかれ!