2011年8月6日土曜日

C'est où ?


今日は丸々1日かけて、
たった1本の映画を見ました。
しかもそれは、もう2,3回見た映画、
Tout ce qui brille  『キラキラしてる』
です。
半年ほど前に、ここでもご紹介しましたね;

http://tomo-524.blogspot.com/2011/02/blog-post_21.html

いったい1日かけて、どこを見ていたのかというと……
劇中に登場するすべての場所を、特定しようとしていたのです。

結論からいえば、やはり「すべて」はムリでした。
でも、たとえば冒頭近く、
主人公の少女2人がクラブに繰り出す場面があるのですが、
その店はLe Baron だということが分かりました。
この店、東京にも支店があり、
まあ知っている人なら、
お店の入口にあるマーク(画像)を見ればわかったのでしょうが、
わたしはなかなかたどりつけませんでした。
でもこの店、実は「パリで1番イケテル」という評判なんだそうです。
カール・ラガーフェルドなんかも来たりして。
そうだったんですねえ。
(場所はアルマ橋からすぐのところ。)

また、主人公の1人が働いているサンドイッチ・チェーン店 Lina's。
彼女が勤めているのは、デファンス店だと判明しました。
これは映画の画像と、色んな支店の画像を見比べるという、
ハイテクを使ったローテクな作業でした。

主人公たちの住むPuteaux の建物も、ほぼ分かりました。
机にしまわれた主人公宛の手紙の表に、
はっきり住所が書いてあったからです。
これはラッキーなのか、それとも監督の意図なのか。
おそらく後者でしょう。

もちろんフィクションですから、
実際とはちがうこともあるでしょう。
でも、こうしてしらみつぶしに探しまくると、
映画そのものへの理解も深まるような気がします。
作品を抽象的に解釈するのではなく、
なんというか、
具体的に抱きしめる感じ、とでも言いましょうか。

すごく時間がかかりますが、
みなさんもお好きな作品で試してみたら、
案外新発見があるかも!?
単純なコツは、
画面に現れる番地表示、道路標識、そして店名などに注目することです!