2017年1月29日日曜日

ジャレッド・クシュナー

トランプの娘イバンカ、
その夫であるジャレッド・クシュナーは、
大統領上級顧問(通商・中東政策担当)に就きました。

http://jp.reuters.com/article/usa-trump-kushner-idJPKBN14T2AM

彼はユダヤ人で、
妻のイヴァンカも、
彼と結婚するためなのでしょう、
ユダヤ教に改宗したと言います。

ユダヤ人・ジャレッド・クシュナーが、中東を担当する。
しかもワシントン・ポストによれば、
クシュナー家は、在米財団を通じて、
2011~13年、ヨルダン川西岸の入植地に、
5万8500ドルを寄付したそうです。

で、イスラエルのアメリカ大使館が、
エルサレムに移転する案が出ています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201701/CK2017012302000110.html

もしこれが実現すると、
アメリカはエルサレムを、
「イスラエルの首都」と認めることになり、
これはオスロ合意を無視することになるので、
それはアラブ側も黙っているはずはなく、
「第3次世界大戦」の危機が、
とも言われるわけですね。

ユダヤ関連では、
しょーもない陰謀説がしばしば語られますが、
大統領上級顧問というのは、
権力の中枢。

オバマは、イスラエルの入植活動を、
厳しく批判していました。
でも、今その活動は復活し、
このまま行けば、
イスラエルは孤立するでしょう。
トランプのアメリカもまた、孤立するでしょう。
でも彼らは、それで構わないと思っているのでしょう。
(で、モンロー主義だと言われるわけですね。)

心配ですね。