各雑誌の評価が高いこの映画、
Bird people
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=Xuf2EE4O9kw
舞台は、ロワシー空港のすぐ近くにある、
ヒルトン・ホテル。
ここで、(空港の近くらしい)ある出会いが起こります。
一人は、シリコン・ヴァレーから、
もともとは一泊の予定できたアメリカ人ビジネスマン。
彼は、仕事上も、個人生活上も、
大きな不安とプレッシャーの中で生きているのですが、
パリで、その均衡が崩れます。
もう一人は、パリの女子大学生オドレー。
18区の rue Boucry に一人暮らし、
ヒルトンで清掃のバイトをしています。
時に電話がかかってくる父親とは、
いまいち話が合いません。
出会い、と書きましたが、
この二人が恋をしたり、
事件に巻き込まれたり、
ということではないんです。
この出会いは、とても淡いものです。
ではこの映画の見せ場はというと、
実は後半で、オドレーが、
なんと鳥になってしまうのです!
それは幻想なんですが、
そのシークエンスの映像の美しさ、
そして奇妙なおかしみは、
たしかに珍しいものでした。
わたしには、ちょっとスピードが欠けるところもありましたが、
全体としては、評判通りだと思いました。