脚本家を始め製作陣が関わったドラマ、
『スカイ・ロッホ』(3シリーズ)
見終わりました。
シーズン3の配信を待って、
一気に見ました。
タイトルの意味は「赤い空」。
もちろん、「おもしろい」レベルには十分達していると思います。
『マッドマックス 怒りのデスロード』
と同じ、
女性を搾取する家父長制度に対する、
女性の側からの反乱を描いています。
制作者たちも、そういうテーマであることに意識的だと、
見ていて感じます。
そういう意味で、
エンディングも、これしかないな、と思います。
そして、それはそうだし、
人身売買を続け娼館を経営する男(たち)に対抗する、
3人の魅力的な女性たち
(=それぞれの事情で売春婦に囚われている)
の、ちょっと危なっかしい行動も、
応援したくなるし、痛快な部分もあります。
ただ、しばしば登場する娼館の映像などは、
官能的すぎるというか、
あきらかな男性的視線が温存されていて、
ドラマのテーマと矛盾しているように感じました。
必要な部分ではあるでしょうが、
他にやりようがあったと思います。
それが、ちょっともったいなかったかな。
一箇所、ルー・リードのこれが流れます。
3人の女性たちの中で、
リーダー格といってもいい女性、コーラル。
彼女がなかなか薬物中毒から抜け出せず、
ラリって、プールに沈んでいく場面です。
ネット上に、
『トレインスポッティング』でも似た場面で流れていた、
という指摘がありました。
これですね。
(わたしは覚えてませんでした。
イギーの Lust for life の印象が強くて。)