2025年12月7日日曜日

 『MI-5』

アマプラにあったイギリスのドラマ、
これは、第3話まで見たんですが、
第4話になって、急に字幕の日本語が不自然に。
しかも、「男言葉」と「女言葉」がメチャメチャに混ざっていて、
ちょっと耐えられないレベル。
しかも他の字幕は選べない。
これは、ドラマ自体は悪くなかったのに、残念です。
『ライン・オブ・デュティー』に出ていて、
『ボディガード』では準主役だったキーリー・ホーズが出ているんですが、
彼女は今回もスマートでした。

『シャドウプレイ』(完全版)

ロウ・イエのまだ見ていなかった作品、

『シャドウ・プレイ』(完全版)

を見てみました。
舞台は広州と香港と台湾。
主演のヤン刑事を演じるのは、
『僕らの先にある道』


にも出ていた、
ジン・ポーランです。
(ただ正直に言うと、
今回の『シャドウ・プレイ』の出演者の中で、
一番演技が見劣りしていましたが。)

映画は、やや長かったですが、
やっぱりおもしろかったです。
いい映画だなあと感じました。
前半は、手持ちカメラのブレ感に、
ちょっと疲れるところもあり、
また、あえて錯綜させてある「時間」が掴みづらくもあったんですが、
後半になるにつれ、
ポイントが収斂されてきて、
グッと良くなりました。
何かこう、説明せずに投げ出してあるところもあり、
それもよかったです。
やっぱりいい監督ですね。
もう一度見てもいい気がしています。


『刑事ファルコ 失われた22年』

フランスの刑事ドラマ、

『刑事ファルコ 失われた22年』

の、シーズン1の第1話、を見てみたんですが……

これは、妻とまだ赤ちゃんである娘のいる刑事ファルコが、
ある事件の捜査中、襲われて昏睡状態に陥り、
それが22年間続き、
でも奇跡的に目覚めて……
というお話です。
まあ、22年は長いですが、
こういう設定の物語はわりと見かけますね。
で、このドラマでもやはり、
その期間に状況は変化していて、
妻はもう再婚しています。
(これもありがちな展開。)
蘇ったファルコは、
昔風の「型破り」な捜査を(勝手に)始めます。
そして、事件を解決に導くんですが……

はっきり言って、イマイチ。
フランスもので良く見かける安易さ、
スタイルの古さ、浅さ、などが目につき、
第2話以降に進む気が起きませんでした。

思い出してみると、
フランスのドラマで面白かったものは、
ほとんどDVDで見たもだったような気もします。
配信されるものは、イマイチのものが多いような気がします。
(もちろんそれも、フランス・ドラマの一部ですが。)

2025年12月5日金曜日

『女刑事マーチェラ』

そういえば、このイギリスのドラマも、
第1話だけで挫折しました。
何かこう、重い。
マーチェラが、興奮すると記憶をなくす、と言う設定も、
ちょっと無理というか、ついていけない感じ。
そんなサスペンスの作り方って、安易すぎると感じます。
期待してたんですけどね!

2025年11月28日金曜日

Cyberpunk

この18分のインタヴューは、
今の、トランプはもちろん、
マスクやティールやザッカーバーグが「活躍」する時代を、
かつての「サイバーパンク」の延長上に捉えようとする試み、です。
ちょっとおもしろかったのが、
途中唐突に、
ボウイとロマン・ガリーの名前が出てきたところ。
(13分あたり)


ゲストであるAsma Mhalla 先生は、
1984年生まれで、フランスとチュニジアの二重国籍を持っているようです。
彼女が教えているシアンス・ポとポリテクは、
理系の名門中の名門。
話ぶりも、魅力がありますね。



2025年11月27日木曜日

Masculinistes : des mâles, des maux ?

『俺たちに明日はない』についてのポストで、
マスキュリニテについて触れましたが、
たまたまこんなヴィデオがアップされました;


こういうのが授業で使えると、
いろいろ変化もつけられておもしろいんでしょうけど、
まあ、仏文科の上級生〜修士、くらいでしょうか。
もちろん今なら、学部一年生とだってできますが、
1回の授業で数分しか進まない可能性も……
一年生で出てこない単語ばかりだしね。

そして!
「ふらんす」12月号の巻頭の、
小川公代先生(英文学)と、
小倉孝誠先生(もちろん仏文学!)の対談でも、
このことが話題に上ります。


Maison Gatti

パリ(だけじゃありませんが)のカフェやビストロの椅子の定番、
と言えば、
これですね;


家の近所に、
こんな椅子のあるオープン・カフェ、
できないかな〜

『俺たちに明日はない』

1968年に公開されたこの映画、
中学生の時にテレビで放送していたのを見ました。
翌日、クラスメートと話したり。

あれから半世紀(!)、
昨日、大学院のゼミで見てみました。
いわゆる有名映画は、おもしろいかどうかはともかく、
院生としては見ておかないと、という意図です。
で、見てみたら……

おもしろいし、何か言おうとすると、
けっこう難しい。
舞台は、世界恐慌真っ只中の1931年です。

ボニーとクライド。
特にクライドは、性的に不能で、
銃を持って暴れ回ることは、
その不能性の代償行為にも見えます。
(刑務所にいる時、自分で足の指の先を切った、という話は、
当然「去勢」に通じているのでしょう。)
マッチョであることを、
彼は(どういう経緯からかはわかりませんが)背負っているようです。
(一見、彼の行為の動機そのものが曖昧にも見えますが、
本当に曖昧なのはこちらの方かもしれません。)
そしてラスト近く、
性的な能力を取り戻した彼は、射殺されます。
これは、2度目の、マスキュリニテの否定に見えます。
それは、大雑把に言って「過去」に属するものなんでしょうか?
権力側は圧倒的な銃撃能力(≒マスキュリニテ)を持ち続けていますが、
クライド(新しい世代/世界恐慌で虐げられた人間)は、
それが持てない。
(そして映画が作られたのがヴェトナム戦争中ですから、
例えばその帰還兵なども、重ねられているのでしょうか。)

彼に比べるとその兄は、
分かりやすく「男性的」。
彼が物語中で2度繰り返す冗談は、
「牛乳」に混ぜた「ウイスキー」を、
酒など飲んだことのなかった母親が好きになるという話。
ビミョーな話です。
「女好き」に見えて、ライフルを手に取る彼は、
ただ最後、死に至ります。
(そう言ってよければ、「ふつうの死」で、
クライドの死に方とは違いますが。)

ボニーと母親の関係も、解釈が難しい。
この母親が登場するシークエンスでは、
映像がフォギーになるんですが、これは?
母親(の価値観)が、ボニーにはすでに遠いのに、
愛は残っているという、
言ってしまえば母娘によく見られる葛藤にも見えるし。

そしてなんと言っても一番気になったのは、
脇役2人の親が、福音派であること。
(バプテストの牧師と、抑圧的な使徒派の父親)
アメリカの福音派は、イギリスに遅れること約150年、
1920年代に勃興してきますから、
この映画の舞台である31年は、
そうした運動が広がってゆく過程にあったでしょう。
こんな風に福音派が差し込まれているとは思ってもいませんでした。
そして、脇役の1人モスは、
父親のコネを使って、短い刑期で済むことになり、
もう1人の女性は、おそらくは視力を失い、
(=「盲目」になって、道に迷い)
でも生き続けることができます。
そう、この2人は、処罰されながらも、生き残るのです。
蜂の巣になったボニーとクライドとは、まったく違います。
で、
これはどういう意味なのか?
宗教性、あるいは父権性は、
まだ力を持っているのは間違いないでしょう。
それらは、抑圧装置として、温存されており、
今後も生き続けるように見えます。
(実際福音派は、今やアメリカ人の25%に膨れ上がり、
トランプとの関係を深めています。)
そしてそもそも、福音派は父権的だと言えるでしょう。
(そしてボニーの母親や親戚たちもクリスチャンですが、
福音派なのかそれ以外のプロテスタントなのかカソリックなのか、
それはわたしには判断できませんでした。)

それにしても、
こんなに多層的にできているなんて、
まったく思ってませんでした。
銀行強盗のロードムーヴィー、
なんて、簡単な映画じゃないですね。

(アメリカで、ある集団が「福音派」を名乗り始めたのは、
1940年代と言いますから、
この1931年時点では、そういう自己意識はなかったわけです。
ただ彼らを「現代」から見ると、
「福音派」の蕾に見えるわけです。
そして、福音派の大統領として名高いカーターが当選するのは、1974年。
つまりそれさえ、映画が作られる前です。
アメリカの福音派については、
この1974年が、歴史的な年ですね。)

2025年11月25日火曜日

ある少人数クラス

マックでマネージャーをやっている学生。
小中高一貫校出身で、フランス留学経験もある学生。
大学院進学が決まっている学生。
べイスターズ・ファンの学生。
去年もいた学生。
ケーキは好きじゃないという学生。
口数は多くないけどレポートはしっかりしている学生。
今年の春、イギリスに語学留学していた学生。

彼らについては、
名前を顔をある程度の個性が一致しています。

『女刑事マーチェラ』『彼女のかけら』

『女刑事マーチェラ』
いくつかのエピソードまで見たんですが、
ヒロインであるマーチェラに記憶障害があるなど、
サスペンスの作り方が好きではなく、途中で脱落しました。

『彼女のかけら』
こちらも3エピソードほど見たんですが、
展開が遅すぎる。
また、そもそも謎がなんなのか示すのが遅すぎる、
というわけで、
こちらもあえなく脱落。

ドラマの場合、長いので、
とにかくある程度のスピード感と、
適度な謎の提示が、
視聴者を引っ張っていくには必要かな、と感じました。
もちろん、それに代わる強烈な個性とか、
味わい深いセリフとか、
そういうものがあれば別ですが。

2025年11月21日金曜日

『アブセンシア』

CIA や FBI ものは、基本好きです。
(もちろん、デキのいいものもそうでないものもありますが。)
で、
ネトフリに来た『アブセンシア』を見始めましたが……

6年間行方不明で、死んだと思われていたFBI 捜査官が救出されます。
ただこの6年間に状況は変わり、
やはり捜査官である夫は再婚し、
幼かった息子は彼女のことを覚えていませんでした。
しかも、
彼女を誘拐したと見られていた人物の死体が見つかり、
その爪の間からは彼女のDNAが見つかり、
一転、彼女に殺人の嫌疑がかけられ……

というところまで見て、やめました!
ちょっと重すぎる。
で、ネット上でその先の物語だけ確認したんですが……、
やめてよかった!
ここから、もっともっと重くなります。
FBI ものでも、こんなに苦手なものもありました。

« accepter de perdre ses enfants »

フランス軍の参謀総長(=トップ)が、
ロシアとの戦争を念頭に、

le pays doit « accepter de perdre ses enfants »

と発言しました。


もちろん、メランションをはじめ野党は反発していますが、
一昔前に比べて、
戦線の拡大の危険が高まっているのは事実でしょう。
あっちでもこっちでも。

2025年11月20日木曜日

en / y

フラ語の授業では、
中性代名詞が終わったところです。
で、終わった後、
これを見せました;


いかにもネイティヴ風の説明で、
わたしたちが授業で整理する仕方とは違っていますが、
これもおもしろいです。
(もちろん学生には、
説明の仕方の違いまでは説明していません。
かえって混乱しそうだし!)
ただ短い動画なので、
間接目的語と強勢形の使い分けとか、
あるいは分類的にやや無理があるかなとわたしは感じる点もありますが。
でも!
学生にとっては、違う風が感じられて、いいんじゃないかと思いました。

◆先日、同僚にこのヴィデオを紹介した時、
一緒に書いておいたことを、ちょっとコピペしておきます。

授業範囲を微妙に超える内容が2点含まれています。
まずは、<parler de 生物>=<parler de 強勢形>、というルールです。
これは授業では触れていません。
Il m'a beaucoup parlé de toi. なんて、よく見ますけどね。
そして2番目が、<penser à 人>の例です。これは例外的な動詞ですね。
「ふつう」の動詞、

parler à 人/ téléphoner à 人/ demander à 人/ répondre à 人/ écrire à 人/ obéir à 人/ dire à 人

などについては、<à 人>の部分が間接目的語代名詞に代わるわけですが、

penser à 人((や、songer à 人/rêver à 人/ réfléchir à 人/ s’intéresser à 人 など)

の場合は、<à 人>の部分が、<à +強勢形>になるわけです。
これはどうも、<à 〜>の部分が「間接目的」的な対象に向かう「方向性」が薄く、
「考えている」こと自体に主眼がある表現で、<à 〜>は修飾語的だ、
という説明がなされているようです。
もちろん、こんなことは授業では説明せず、
ただ、「ネリーさんが扱っている<penser à 〜>は例外的」で、
「ふつう」の動詞は間接目的語代名詞で受ける、と説明しています。

【脳は‟美”をどう認識しているのか】

そう、これもおもしろかったです。


「神経美学」という分野、
初めて知りました。
興味あります!

「意識を機械に移植することは可能か」

これ、おもしろかったです。


別にマスク氏にはあまり興味はないんですが、
最先端の研究者が考えていることの一端が分かって、
刺激的でした。
こういう、一般向けの理系の話って、
おもしろいですよね。


『ハウス・オブ・ダイナマイト』

アメリカ映画、

『ハウス・オブ・ダイナマイト』

を見てみました。
北朝鮮と思われる国から発射されたミサイルが、
最初は、実験でありやがて日本海に落ちるもの、
と考えられていましたが、
突如そのミサイルが水平軌道に入り、
なんと19分後にアメリカ本土に着弾すると……。
これがわかった時点で、
映画はまだ始まって間もなかったので、
その着弾だけではなく、それ以降も描かれるのかと思っていたら、
なんとこの映画はいわゆる反復もので、
着弾直前、また時間は、映画の始まり時点に巻き戻され、
今度はさっきと違う人たちの反応が描かれてゆきます。
そして反復は、2回では終わりません。

面白くないわけではないし、
あっという間に見終わってしまうのですが、
やはり、何か不完全燃焼感は残ります。
監督が、あえてこういう作りにして、
この19分を描こう、
これこそ現代というものの脆弱性を表す数字なんだ、
と言いたいのは分かりますが、
映画としては、どうかなと。

『ナイト・エージェント』の主役、
ガブリエル・パッソも出ています。


そしてちょっと思ったのは、音響が、
この映画に似ていること。


今聞いてもまだ、新しい感じはしました。



『FAKE/身分偽装』

デンマーク発のドラマ、

『FAKE/身分偽装』

を見てみました。
いわゆる「北欧ノワール」に入るのでしょうが、
主人公ティアは新人女性警官(正確に言えば、インターンのような状態)で、
身分を偽ってマフィアのボスの妻に近づき、
彼女から情報を引き出すという作戦に駆り出されます。

第1話はおもしろくて、緊張感もあったんですが、
その後、ややペースダウンしましたが、
とりあえず最後までは見られました。

人物の掘り下げが、全体的にやや浅いことが弱点ですが、
おもしろいのは、
途中から、テーマがフィーメイル・ボンディングに移ってゆくこと。
マフィアものなのに、これは意外でした。
ただ、これもまたやや掘り下げ切れてなくて、
目の付け所はおもしろかったのに、という感じ。

惜しかったです!





2025年11月11日火曜日

『ザ・ディプロマット』シーズン3

『ザ・ディプロマット』シーズン3、
見終わりました。
このドラマ、
なにしろ舞台として使われたパリのカフェを見に行くほど気に入っているし、
セリフの洗練度は、この上なく高いと思っています。
このシリーズ3も、
事件というほどのことは起きていないんですが、
やはりおもしろいのはおもしろかったです。
ただ、
これはシーズン一や2の時もそうだったんですが、
終わり方がとても中途半端で、
それがストレスです。
ここからまた、1年かそれ以上待たされるのかと思うと、
ちょっと……
まあ、できたところからところから公開していくのは当然なんでしょうけど、
シーズンとしてのある程度の「オチ」もないまま、
宙吊りで長く待たせるのはどうかなと。

なので、すごくおもしろいんですが、
そんな感じの終わりです。
(英語の勉強にもあるなあ、と思いました。)

2025年11月8日土曜日

Shein、BHVに実店舗

ファスト・ファッションの巨人、
中国発の Shein の実店舗が、
あのBHVに入りました。


初日は、長い行列ができ、
その隣では、抗議する人々が。
搾取的な労働でできた製品だ、
毒性のある素材が含まれている、
素材が粗悪だ、
フランス文化を壊す、
というのが彼らの主張です。
(ただ、素材の質が良くないことは、
購買者も分かっているでしょう。)
また以前、小児性愛的な人形を売った、
という指摘もありました。


これはちょっと、判断が難しいですが。
(アニメ関係のフィギュアと比べると……)

そして、これに関する débat がこれ。
なかなかおもしろいです。


agnès b もオンラインで出演。
BHV から退店を決めたそうです。

2025年11月2日日曜日

「ライン・オブ・デューティー 汚職特捜班」終了

「ライン・オブ・デューティー 汚職特捜班」、
シリーズ6まで、すべて見終わりました。
これは、とてもレベルの高い、いいドラマでした。
なんと言っても、長いのに、
緊迫感が落ちないところがすごい。

ラスト近く、
主人公たちがエレヴェーターに乗っているショットが、
とても印象的。
このシリーズの、冷めた着地の仕方と、
そのショットはピッタリ合っていました。

もしもわたしがこのドラマ・シリーズを作り上げたんだとしたら、
もう、地上での仕事はこれで十分、
と思っただろうと想像しています。
それくらい緊密な、
完成度の高いドラマでした。

アポカリプスの後に残るのは、
ゴキブリと刑事ドラマだというセリフを、
ちょっと前に引用しましたが、
それを思い出させるドラマでした。

MVP Yoshi

ワールド・シリーズ第7戦、
ドジャースのビハインドが続く流れだったので、
ずっとストレスを感じながら見ていたんですが、
ロハスの同点ホームランには、
本当にびっくりしました。
ヒットはともかく、
ホームランなんて考えてもいなかったし。
でそのロハスは、9回裏のバックホームでもナイス・プレーで、
地味だけど本当にいい選手です。
そしてスミスのホームランで、
これはいける!
となって、でも裏の攻撃で1アウト1、3塁になって、
延長12回も覚悟して、
そうなるとRoki が出てきて大丈夫なのか……
なんて気を揉んでいると、
Yoshi が当たっているカークをダブル・プレーに。
昨日に続いてゲッツーで終わるとは!
もちろんゲッツー取れればサイコーとは思ってましたが、
一方で同点は覚悟してたので、
もう椅子から立ち上がってしまいました。
Yoshiの、いつも通り鋭いスプリットでした。
忘れられないワールド・シリーズとなりました。

(わたしが一番肝を冷やしたのは、
9回裏、パペスがギリで追いついた大飛球です。
ヴィデオで見ても、キュッとなります。)

浪花節になりますが、
ゲレロJr. が、父親に優勝リングをはめさせたい、
父親は優勝できなかったら、
と言っていたのを知っているので、
Jr. の涙には、ちょっと感傷的になりました。
そしてブルー・ジェイズは、やっぱり本当に強かった。
ロハスに打たれたクローザーのホフマンは、
今日は眠れないでしょうけど……。
あと2人で優勝でしたから。

ジーターは、昨日言ってました、
野球で一番難しいのは、
ワールド・シリーズの第7戦で勝つことだと。
ドジャースは、それをやってのけたんですね。
Super fantastic !

第7戦へ

今日は午前中から出かけなければならなかったんですが、
スマホでNHK ONE の MLB中継をずっと見ていて、
見たことがないような幕切れでしたが、
それでもなんでも、
ドジャースが勝って嬉しかったです。
これで、
まさに泣いても笑っても、
明日優勝が決まります。
ドキドキします!

誰でも予想できることですが、
明日は両チーム継投が鍵になり、
それなりに点が入る気がします。
3点では勝てない。
5点以上。
できれば7点くらい取って、
勝って欲しいです。
そして勝てば、山本がMVPでしょう。
でも誰かさんがまたやらかして、
MVPを「盗んで」いくかもしれませんが、
それならそれも素晴らしいです。

ただ、Roki が投げると、審判が辛いような気がするのは、
わたいだけでしょうか?
ゲレロ Jr への4球目は、明らかにストライク(で三振)だったし。
スプリンガーへの初級も……。

とはいえ、ジェイズも強い。
比較しない方がいいんでしょうけど、
NPB とは、やっぱりレベルが違います。
(NPB も好きですけど。)

とにかく、明日は、
9時に正座して待つ事にします!

2025年10月30日木曜日

「阪神電車で早よ帰れ」

今日の甲子園での試合後、
歓喜した一部ホークス・ファンが、

「阪神電車で早よ帰れ」


と歌い、虎ファンと小競り合いがあった、
という記事がありました。

でも、その記事についての書き込みに、

「◯◯電車ではよ帰れ」は南海ホークスの応援団が、
同じ在阪電鉄系のパ・リーグ球団相手によく歌っていたヤジです。
まあ、当時は同じ在阪パ・リーグ同士のシンパシーがあったので、
ヤジられた側のファンも苦笑いで済ませていましたが。
もちろん、ホークスが負ければ、
「南海電車ではよ帰れ」とヤジられていました。

というのを発見。
これは知りませんでした。
南海ホークス時代、
わたしがいた東京では、
パ・リーグの情報はほとんど入ってこなかったですから。
とりわけこんな、現場のことはね。
そしてなんだか、いい時代、という気もしますね。
また「阪神」と「はよ」は、頭韻を踏んでいて、
音的にはさらにいい感じですね。

そういえば、誰かが昔、書いていたんですが、
当時の川崎球場はヤジがひどく、
でも中には気の利いた(?)ものもあったと。
で、その中で印象に残っているのは、
ダメダメだった時の南海ホークスのメンバーたちに対して、
あるファンが叫んだ一言、

みどり虫!

なのだというのです。
想像すると、たしかにちょっとおもしろいかも!

2025年10月28日火曜日

9打席連続出塁

もちろんフリーマンのサヨナラ・ホームランも痺れましたが、
大谷(のことを書くとキリがないですが)の、
1試合で9打席連続出塁というのも、わたしは記憶がありません。
そもそも、ふつうは9回も打席が回ってこないし。
しかも、その内2打席はホームラン、2打席は2塁打だし。
ジェイズは、ここまで果敢にも大谷に勝負を挑んできましたが、
今日の試合の途中から、突如方針転換し、
「避ける」ことを選び出しました。
客観的に見れば、至極賢明な選択、だと思います。

それにしても、
延長18回までやって、
勝つと負けるとでは、疲労感も天と地ほど違うでしょう。
で、明日、本当に先発で投げる??
現実離れした物語が続いています。

2025年10月24日金曜日

sacralized everydayness

今日、「郊外」に関わる本を読んでいて、
あれこれ調べている中で、
出会った表現(というか概念というか)が、これ;

sacralized everydayness

「聖化された毎日性」ですが、
なんでもないような日常を、
かけがいのないもの、聖なるもの、と捉えてゆく態度が、
この背景にあるわけです。

かつては、
「聖的なこと」は、「日常的なこと」と対立関係にありました。
日々の生活があり、それに対して、
例えば週に一度教会で祈る。
これは「聖的」な行為だったわけです。
ただ、日本(だけではありませんが)の郊外などでは、
週に一度行くのは宗教施設ではなく、モールだったりするわけです。
それは、非宗教化された宗教的行為だと言えるでしょう。
この行為は、家族の平和や繁栄を祝福する行為なわけです。
モールのフードコートで賑やかに食事をしながら、
彼らは、ある種の儀礼を行なっているわけです。

わたしは一年中、
毎朝グレープフルーツを食べることから1日を始めていますが、
それはもしかしたら、単なる好き嫌い、あるいはルーティーンを超えた、
儀礼的な行為なのかもしれません。

2025年10月18日土曜日

こんな選手見たことない

例えば六代目円生と、
山田太一と、
ルイス・ブニュエルと、
忌野清志郎と、
デヴィッド・ボウイと、
アルフレッド・ブレンデルと、
同じ時代に生きられたことを、
幸運だった、と思うことはあるでしょう。
生きた彼らの姿を、見ることができたわけですから。

で、大谷翔平です。
今朝は、テレビの前で、
そのストレートを、
スライダーを、
スプリットを、
そして3本のホームランを、
見ました。
NASTY!
と言うのではとても足りない。
こんな選手見たことない、
と今までも何度も思いましたが、
今日ほど強く思ったことはありませんでした。
長く生きてきて、
たくさんの野球選手を見る中で、
好きな選手もたくさんいましたが、
とにかく、別格。
こんな選手見たことない、
という思いは、
超人としか言いようのないあのドジャーズのメンバーたちでさえ、
共有しているようです。


こんな選手見たことない。
超人集団の中で、突き抜けた人。

「ライン・オブ・デューティー 汚職特捜班」シーズン3&4

シーズン3&4、見てみました。
4の新たな主人公は、タンディ・ニュートン演じるハントリー警部です。

このシリーズ4は、
1〜3に比べると、やや重い物語でした。
今までは少しはあった、
なんというか、「明るい」シークエンスがなくて、
秘密、工作、緩やかな脅迫、などが連続していました。
ただ一箇所だけ、ラスト近く、
優しい感情が流れる瞬間がありますが、
6エピソードもあってそこだけです。

ただやっぱり、3も4も「物語」はおもしろくて、緻密で、
推理小説を読んでいる時の感興にとても近いものを感じます。
そして、ここに来て、
シリーズ1で未解決だった要素が絡んできたりして、
これは、シリーズ6までで、
とてもスケールの大きな「物語」になりそうです。
すぐに思い出せる、まだ解かれていない「謎」もいくつかあるし。

ちなみに脚本は、

『ボディーガード ー守るべきもの』


を書いた、Jed Mercurio です。
気が合うかも。

2025年10月13日月曜日

クライマックス・シリーズ

セ・リーグのCS、堪能しました。
特に昨日の試合は、
1回に5点ずつ取り合い、
その後延長11回にまた点を取り合うという、
わたしの記憶にはないような試合展開で、
ちょっとクラクラしました。
ベイスターズの、1回表にエラーしたショートが、
その裏ホームランを打ち、
また11回には、しぶとく塁に出て盗塁。
汚名返上どころか、
大きくお釣りのくる活躍でした。
1つの打席で、19球も投げさせたセカンドも、素晴らしい。

ベイスターズは、
重量打線がウリですが、
やはり、守れて、スモール・ベースボールができる選手も必要。
私はそう思っています。
ただ、昨日活躍した二人も、
今後、そして来年も活躍できるかというと、
プロはそんなに甘くないようですが、
とにかく、応援はしています!

やっぱり、短期決戦は、
選手も気合が入ってるし、
ベンチも躊躇いがないし、
おもしろいです。
ドジャースもRoki がいるし、もう少しだけ、
秋の楽しみが続きそうです。

2025年10月9日木曜日

「ライン・オブ・デューティー 汚職特捜班」シーズン・2

見終わりました、シーズン2。
シーズン1の時の欠点は修正され、
その他の良さは失われていません。
(前半、やや展開が単調かなと感じましたが、
後半はもつれが深くなり、よくなりました。)

そしてこのシーズン2の最終話(第6話)からは、有料となります。
でも、
シーズン3を見ないわけにも行きません。
今のところ、かなり評価は高いです。

(一昨日、教員控室で先生たちとだべっていたとき、
ある英語の先生が、
「ペーパーハウス見てるんだけど、おもしろい!」と言うと、
周りにいた先生たちが一斉に、
「もちろん面白いけど、今ごろ!?」
となりました。
みんなで笑いました!)

2025年10月3日金曜日

「ライン・オブ・デューティー 汚職特捜班」

大ヒットしたというBBC制作のドラマ、
そのシーズン1を見てみた(アマプラ)んですが、
引き込まれました。

このドラマ、何というか、
「物語」を繰り延べていく、展開させていく力がとても強くて、
無駄も隙もありません。
緊張感も、過度にならない程度に持続し、しかも山場もある。
この辺は素晴らしかったです。
ただ、単純なズーミングが説明的で、
それは「映画」的ではなかったですが、
それを差し引いても、90点以上はつけられるドラマだと感じました。

……というのが第一印象なんですが……

<ここから、ややネタバレ含みます>

たとえば、女性の描き方はどうか?
トータルで5時間ほどのドラマの中で、
名前付きで登場する女性は3人。
まず、実業家である中年女性。お金持ちでルックスもいい。
そして汚職の嫌疑をかけられた警部の妻。
(警部はアフリカ系ですが、彼女はヨーロッパ系で、
イギリス風のアクセントが強い気がします。
どこか、特定の地方かどうかは、わたしには分かりませんが。)
3人目は、比較的若い刑事。ショート・ヘアで、行動的。

この3人のうち、
一人の描き方にはミソジニーが滲んでいるように思います。
また別の一人の場合は、やや古いステレオタイプ。
最後の一人だけが、「新しい」女性で、
彼女がいなかったら、かなりまずかったでしょうが、
3人の中で彼女が一番出番が多いので、何とか救っている感じです。
ただ、
男性たちは、より深く、行動も、内面の葛藤も描かれています。
舞台が警察で、主人公二人が男性なので、
どうしてもそうなるとも言えますが。
ただ、あえて厳しく言えば、
男性たちはややヒロイックで、ナルシスティックで、独善的でもあります。
ただそうした彼らを描くときにも、そして「物語」的にも、
やや突き放した感じはあるので、それも救いといえば言えるでしょう。

ただこれは、2012年の作品です。
この後のシリーズで、
こういう点が変化しているのかどうかも、注目点です。

2025年10月2日木曜日

Roki Sasaki

今日の仕事は午後だったので、
午前、ドジャースの試合をじっくり見てしまいました。
Yamamoto が、ノーアウト満塁を切り抜けた場面、
そして Roki が9回に連続三振をとった場面、
痺れました。

そして、初めてPSGに所属したウクライナ人、ザバルニー。
彼がいなかったら負けてました!
応援してます。

2025年9月27日土曜日

今日、夜10:15〜

「新 美の巨人たち」という番組に、
同僚の鞍田さんが出演予定とのお知らせがありました。


テーマが「民藝」ですから、
これはもう、鞍田さん抜きでは番組は作れないですね!

2025年9月26日金曜日

渋谷で

昨日、ちょっと渋谷に行って、
キャット・ストリートからちょっと入ったところで、
たまたま見かけた店でランチを食べたんですが、
その店はこんなテラスに面していて、
すごくいい雰囲気。



お店の席もまた、半テラスという感じなんですが、
気候も暑くなくて、風もあって、
時間も遅めだったので空いていて。
よかったです。

2025年9月23日火曜日

パレスチナ、国家承認

カナダ、イギリス、フランスなど、
相次いでパレスチナを国家承認しました。
これで、国連に加盟している193ヶ国のうち、
154ヶ国が承認したことになります。

承認していない国としては、例えば、

アメリカ
日本
韓国
ドイツ
イタリア
デンマーク
フィンランド
スイス
オーストリア

などが挙げられます。

でも例えばイタリアでは、
五つ星運動のジュゼッペ・コンテ党首が、
「ガザで起きていることは西洋の価値観に対する我々の認識に挑戦している」
と、強い調子で発言しています。
日本でさえ、野党は国家承認を急がせています。
なので上記の国々でも、
意見の対立はあるのでしょう。

ただそれにしても、
日本がパレスチナを国家承認しなかったことに対して、
イスラエルの外務大臣が謝意を述べるとか、
日本人の一人として、言いようのない恥ずかしさを感じます。
対米従属を始めてから80年。
日本の「指導者」たちの価値観は変わっていないようです。






後期開始

後期の授業、始まりました。
昨日の初回では、
この春新しくできた校舎(センター・フォレスト)の教室を、
初めて割り当てられ、新鮮でした。
(まあ、使い方が分からず戸惑った点もありましたが。)

大学に久しぶりに行くと、やっぱり、
ワカモノばっかり!
だと、改めて思います。
わたしも、彼らの元気をもらいながら頑張りましょう!

2025年9月18日木曜日

Bloquons tout !

これは、先日10日のデモの様子ですが、
次は18日です。


「マクロンはわたしたちに耳を傾けてくれない」
と言っている女性がいましたが、
これはとても多い反応のようです。
要は、エリートで、トップダウンで、強引なエリート、
それがマクロンだ、
と思っている人が多いのでしょう。
「反エリート」は、さまざまな出現の仕方があるでしょうが、
フランスでは、このマクロン批判が典型的なのでしょう。

2025年9月17日水曜日

アフガニスタン

BBC の、アフガニスタンについてのニュース。
ここにもまた、「世界」が助けない人々が苦しんでいます。
タリバンには、
イデオロギーはあっても、
統治能力はまったくない、と思います。


(注意:contains distressing images)

2025年9月11日木曜日

2つの国家

ロシアが、ポーランドに向けて、
無人機(それってドローンなんでしょう)を飛ばし、
それをNATOの空軍が撃墜したと。
ロシアは、いわば試しに飛ばしてみて、
相手の出方を伺ったようだと。
こうなると、ポーランドは気が気じゃないでしょう。
いつ、ロシアが、ベラルーシを超えて、
あるいはあの飛地から、
攻めて来ないとも限らない訳ですから。
信じられないことのようですが、
ウクライナでは、今目の前で起きていることなので、
当然あり得ます。

イスラエルが、
カタールでピンポイント爆撃をしました。
いくらピンポイントとはいえ、他国の領土に爆撃するって。
さすがイスラエル、と、
皮肉の1つも言いたくなります。

常識が通じない、
非人道的な、
国際社会に耳を傾ける気もない、
暴力的な、
2つの国家。

「17.5万人が政権批判デモ」

誰もが予想していた通り、
バイルーは首相の座を降り、内閣は総辞職、
そして新首相には、ルコルニュ元国防大臣が選ばれました。
で……

こういうゴタゴタに対して、大きなデモが起きているわけですが、
これは基本的には、反マクロン、という性格のものでしょう。


ただやっぱり、
日本で17.5万人のデモが起きたら大変なこと。
(たとえ総人口がフランスの倍でも。)
このデモが、どこまで広がるのか注目しています。

それにしても、
アメリカやイギリスのような2大政党制も、
うまく機能しているようには見えないし、
かといって今のフランスのような、
小集団が乱立し、
方向が定まらず迷走するのも困りもので、
どっちを向いても……
と感じてしまいます。

『オーレ殺人事件』

北欧ノワールとしては、たとえばこれ、


なんかも、凍てついた感じが良かったですが、
今回見たのは、スウェーデン発の

『オーレ殺人事件』(2025)

です。
全5話しかないので、あっという間に終わってしまうんですが、
もっと見ていたいと思わせるドラマでした。
主人公は、ストックホルム暑でちょっと「問題」を起こし、
休暇に来ていたはずのオーレ
(グーグル・マップで見ると、ほんとに小さな町!)
で失踪事件に遭遇し、現場に復帰する女性刑事ハンナです。
彼女の、猪突猛進で、
どこかぶっきらぼうな、
でも想像力のあるキャラは、なかなか良かったです。
事件の解決の仕方自体は、
あまり捻りがありませんが、
北欧ものらしい冷たい景色は堪能できました。

2025年9月2日火曜日

『オン・コール』

『バラード』に続いて、
やはりカリフォルニアが舞台で、
ただし今度は刑事ではなく警官を描くドラマ、

『オン・コール』(2025)

を見てみました。
8話で、1話あたり30分なので、
あっという間に見終わりましたが、
わたしはとてもおもしろかったです。
物語全体を貫く懸案事項が縦糸で、
そこにさまざまな横糸が絡むんですが、
巡回パトロールだけに、
日常に近いところで起きる事件の多様さ、
意外な深刻さが、
そしてそれを演じる(有名ではない)俳優たちもよかったです。

ヒスパニック系の男性見習い警官と、
彼を指導する女性警官の行動が、物語の流れを作ります。
もちろん、この二人の関係も変化しますが、
ラストは……
わたしはぜひ続編を見たいですが、
今のところ企画はないようで、残念です。
もったいない!

2025年8月27日水曜日

『バラード  未解決事件捜査班』

かつて愛読したマイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズ。
そのスピンオフのドラマとして最近アマプリに来た

『バラード  未解決事件捜査班』

を見てみました。


舞台はLA。
LAPD のバラード刑事を演じるのは、
スーパー・モデルだったマギー・Qです。
(ハリー・ボッシュも登場します。)
殺人課にいた優秀な刑事だった彼女は、
ある晩、コンビを組んでいた男性刑事に襲われ、それを告発。
けれども「事件」は立証されず、
逆に「でっちあげ女」として左遷されてしまいます。
このコンビの男性との戦いが、縦糸の1つです。
そしてもう1つの縦糸が、
未だ未解決のままの、市長の妹の殺害事件です。
市長の肝煎りで「未解決事件捜査班」が組織され、
まさにそこが、バラードの行かされた場所でした。
その捜査班が置かれた、地下の、古びた部屋というのは、
分かりやすい階層性を表しています。

なかなか面白かったです。
最初の数話、ちょっと名前が多く出てきて、
誰だっけ? ということが何度かありましたが、
それ以外は、テンポもいいし、フレーミングも丁寧だし、
物語はマイクル・コナリーだからそれは上手くできてるし、
楽しめました。
ただ、マギー・Qを撮るショットがかなり多くて、
グッド・ルッキングなのはもちろん分かるんですけど、
それにしてもちょっと多いかな、とは思いました。

すごく些細なことですが、
ある会話の中で出てきた、
「アポカリプスの後に残るのは、ゴキブリと刑事ドラマ」
というセリフが、妙に印象に残りました。



2025年8月26日火曜日

"Read it in sorrow and in anger."


"Read it in sorrrow and anger."

 

夏期講習開始

明治大学では、
明治大学の学生向けの夏期講習を開催しているんですが、
今年は、コーディネータとしてわたしも参加しています。
開講されているのは、
英語、ドイツ語、中国語、そしてフランス語です。
この講座のウリは、
先生が全員ネイティブだ、という点です。
つまりわたしはコーディネートするだけで、授業はしないわけです。
(担当教員が急病の場合などは別ですが。)

というわけで今日は、
まず授業開始直後に、各教室を回ってごく短くガイダンスをして、
あとは、授業の終わりを待つばかり、でした。
なので途中は、まず午前は図書館にいて、
午後も少し図書館で過ごしてから、
キャンパス近くのスタバにも行きました。
(何かあってスマホが鳴れば、5分で戻れる距離です。)

で、スタバに座ってやや遠い正面を見ると、
なんと、午前中に図書館で近くにいた女子学生がいました。
三島の文庫を読んでいます。
夏休み中に、こんな風にして勉強している学生もいるんだなと、
感心しました。
(そういえばわたしは、大学一年の夏休み、
川端特集を組んで、川端の文庫を全部読みました。
今思えば、おかげでかなり川端の影響を受けた気もします。)

2025年8月22日金曜日

「ロシア、ウクライナ民間人に性的拷問」

https://www.afpbb.com/articles/-/3594532?cx_part=top_topstory&cx_position=3

ウクライナ。
侵略され、
停戦するには領土をよこせと言われ、
戦い続ける人たちも、
国外に出る人たちもいて、
でも誰も、このままでいいとは思っていなくて。
しかもこんなニュースまで。
相手は民間人ですからね。

ガザも、スーダンも、アフガニスタンも。
マクロで見れば世界は良くなっている、と言いますが、
人は、ミクロで生きるのもですよね……

2025年8月16日土曜日

マルタ島のこと

たぶん来春くらいに出る

『別冊・野性の哲学』(仮)

には、10数人の明治大学の教員が寄稿する予定です。
テーマは「旅と芸術」なんですが、
ちょっとおもしろい「しばり」があって、
それは「自分の専門以外のことを書くこと」(!)です。
学生・一般向けの本であって、
いわゆる学術書ではない、ということなんでしょう。
で、
わたしも、総合芸術系の一員として参加させてもらっているんですが、
昨日、リマインドが来て、それは、
締め切りが10月末なのお忘れでないでしょうね?
というものでした。
まったく忘れてません!
わたしはマルタ島旅行のことを書いて、
一応終わりまで来てるんですが、
関連の本を読むと、
ここの1行、あそこの1行、と、
直したくなります。
で、実際、今そんなことをやっています。

やっぱり、「専門以外」というしばりがあるので、
ちょっと本を読むと、
知らないことが書いてあって、
ああ、そういうことだったのか、
となることが少なくありません。
ただ、それを全部書いてしまうと、
「ノート」みたいになっておもしろくないので、
あえて直さないままにしている箇所もあります。
もしも、(そんな話しはまだなにもないですが)
シンポジウムでもあれば、
そういうときに話せればいいなと感じています。
たった30枚ですが、
わたしなりにがんばって書いています!

2025年8月14日木曜日

粉ミルク

今日、赤ちゃんと触れ合う機会がありました。
離乳食前なので、ミルクだけで(元気に)生きているわけですが、
時間が来て、お腹が空くと、泣くわけです。
で、母乳なり粉ミルクなりを与えるわけですが……

哺乳瓶からミルクを一心に飲んでいる赤ちゃんを見ていると、
地上で一番可愛い存在だなあと思うのですが、
今は同時に、
ガザのことを思わずにいられません。
粉ミルクがなくて、痩せて、力尽きた赤ちゃん。
食べるものがなくて、母乳も出ず、
ただ見ていることしかできない母親、父親……
イスラエルは「兵糧攻め」のつもりなのでしょうが、
それはどこからどう見ても殺人です。

イスラエルにはもうほとんど期待できない。
強烈な「外圧」しかないと感じます。
にもかかわらず、
「先進国」も、「アラブ諸国」も、「国際社会」も、
なんて無力なんでしょう。
ノーベル平和賞が欲しいなら、
やるべきことは分かりそうなものなのに。

イスラエルのミサイルで殺されたアルジャジーラのアル・シャリフ記者にも、
幼い娘さんがいました。



2025年8月11日月曜日