2010年9月14日火曜日
Rebecca Bloomwood
今、夜7時半すぎ。
窓を開けていると、すずしい~
天気予報では、「寝冷えに注意」って言ってました。
そして今日はもう14日。
「まいにちフランス語」の放送も、
そろそろカウント・ダウンに入りました。
早いものですね。
(twitter で、終わりを惜しんでくださる声もあり、
ありがたかったです!)
今日はちょっと大学に行って、
たまった書類を片付けたり、本を整理したりしました。
ま、終わりませんでしたけど!
本といえば、最近風呂で読んでいるのが、
Confessions d'une accro du shopping
という、10年ほど前のベストセラーのフランス語版です。
(オリジナルは英語)
実はこれ、だ~いぶ前にMP3版を買ったまま放置していたのですが、
移動の時限定で少しづつ聞いているうちに、
気づいたら好きになっていました!
世界のベストセラーらしいので、きっとお読みになったかたも多いでしょう。
もちろん日本語版もあるようです。(『レベッカのお買いもの日記』)
お買いもの狂の25歳の女性、
彼女はロンドンの冴えない経済誌の記者として働いています。
でも、VISA カードを限度以上に使いすぎて……
こう書くと、ほんとに浅はかな小説かと思いますが、
そしてたしかにそうも言えるんですが、それだけじゃないんですね。
現代の25歳の資本主義圏の女性の生活と意見、
その愛すべき「いびつさ」が、とてもリズミカルに描き出されていると思います。
こういう描かれ方って、あまりないような気がします。
飛躍するようですが、実は「いびつ」じゃない人なんていなくって、
その「いびつさ」がその人らしさだ、という気さえします。
だから「いびつさ」がうまく書けてるということは、
なんと、人間が書けてる、っていうことになるんじゃないでしょうか!
書き手の、主人公Rebecca に注ぐ視線も、暖かいと思います。
このところ、あまり移動することがないので、
i-pod のMP3の代わりに、風呂で文庫を読むわけです。
この時間が、このところ楽しみです。
(やさしいフランス語なので、中級の方ならOKだと思います。)