2017年6月26日月曜日

29連勝

今日の藤井四段の相手は、
こちらも「天才」と呼ばれていた増田四段でした。
14歳と19歳の、「天才」同士の対決です。
ちょっと前には、
東大生の学生王者との対局が話題になりましたが、
おそらく、ちょっと将棋を知っている人は、
学生(つまりアマチュア)では敵うはずがない、
と思ったはずで、実際そうなったわけですが、
今回は、ちがいます。
増田四段は、プロの世界でも指折りの若手です。

で、4時過ぎから、
対局終了の9時過ぎまで、
ずっと ameba の中継を追ってしまいました。
序盤、増田四段が押していたように思ったのですが、
いつのまにか、
逆転されて、そのままねじ伏せられました。
この「いつのまにか」感が、
藤井マジックと言われるところなのでしょう。

今日の一局はいわゆる「力戦」(=定石から外れた対戦)でしたが、
藤井四段の勝ちっぷりは、いわば「寄り切り」。
危なげなく、危険を冒さず、着実に勝ちに近づいていきました。
増田四段にも勝ったとなると、
連勝はともかく、
八段クラスとの対戦が始まるまでは、
もうあまり負けないのかもしれません。
これは「天才」ですね。